【オリックス】吉田正尚の離脱響く大敗…中嶋聡監督「代わりは誰もいない」

9回無死、アダム・ジョーンズ(手前10番)が空振り三振に倒れ、静まりかえるオリックスベンチ(左端は中嶋聡監督)
9回無死、アダム・ジョーンズ(手前10番)が空振り三振に倒れ、静まりかえるオリックスベンチ(左端は中嶋聡監督)

◆パ・リーグ ソフトバンク12―4オリックス(5日・ペイペイドーム)

 オリックスが、今季初となる2試合連続2ケタ失点の大敗を喫した。日本ハムとの前カードに続き、2カード連続の負け越し。ナイターで行われているロッテの試合結果次第では、6月20日以来守ってきた首位から陥落する危機を迎えた。

 7月13日以来の先発マウンドに立った増井が、振るわなかった。打線が2点を先取した直後の2回に犠飛で1失点すると、4回1死満塁からリチャードに痛恨の逆転満塁アーチを被弾。さらに1死一、二塁としてタオルが投入された。結局、3回1/3を7失点。増井は「なんとか粘り強く投げたかったのですが、ここぞという大事な場面で一発にやられてしまいました」とうなだれた。中嶋監督は痛恨の1球を振り返り「意志を持って投げているのかな、というのを感じますよね。どういう打者なのか、追い込んでいきながらというところで。ベテランらしからぬというか、もうちょっとどうやって打ち取るかという意志が欲しいですよね」と注文を付けた。

 あとを受けた救援陣も踏ん張れず5失点して、計12失点。ここ2カードは山本を除く先発5投手が、いずれも5回をもたずに降板しており、指揮官は「ちょっと良くないですよね。こういうことをやっていたら、中継ぎに負担が来るので、厳しいですよね」と修正を促した。

 試合前に、左太もも裏の筋損傷と診断された吉田正の出場選手登録抹消が発表された打線も反発力を欠いた。2回に若月の4号2ランで先取点を挙げたが、その後は7回まで2安打で無得点。6点差の8回に2点を返すのが精いっぱいだった。相手先発の和田には2016年9月8日を最後に、5年越しの14試合で黒星を付けられず6連敗となった。

 中嶋監督は、離脱が決まった主砲について「中途半端になっては困る選手だし、先もありますからね。未来というか、将来とかも。ここで無理するわけには絶対にいかないと思うので。ただ正直(吉田)正尚の代わりというのは誰もいない」と苦しい胸の内を吐露。それでも「どう守るかとか、そういうことも考えなきゃいけないと思います。そこに関しては投手陣に奮起してもらうしかない。もう、野手だけじゃない話だと思う。そんなに(得点を)取れないかもしれないけど、でもそれを守ってもらわないとチームとして良くないことだと思うので、そっちに期待したい」と必死に前を向いた。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請