国枝慎吾 涙の金メダルから一夜明け「ホッとしている」今は「ラーメン食べたい」

スポーツ報知
金メダルを手にガッツポーズの国枝慎吾(代表撮影)

 東京パラリンピックの車いすテニス・男子シングルスで2大会ぶり3度目の金メダルを獲得した国枝慎吾(ユニクロ)が5日、都内で会見に出席した。4日のトム・エフベリンク(オランダ)との決勝でラケットに書かれた「俺は最強だ!」を体現し6―1、6―2で勝利。うれし涙を流してから一夜明け、「昨日のあの瞬間が僕の人生の中で一番幸せな日だったし、昨日の一日を実現してくれた妻やコーチ、トレーナー、関わってくれた全ての方々に感謝したい」とにこやかに話した。

 自国開催のパラリンピックで日本選手団の主将を務めた。「今回はやっぱり最初の方でこけるわけにはいかないという気持ちは当然あって重圧も感じていた。でもそれを乗り越えることができた。主将として、結果でこの選手団に貢献できたので今はホッとしています。やはり重圧が強ければ強いほど、それを乗り越えた時の喜びは何倍にも膨れあがる。そうじゃないと勝って涙することはありえない」とうなずいた。

 大きな重圧を背負って臨んだ中、競技を終えた。「今、自身にご褒美をするなら何をしたいか」と問われると「今はラーメンを食べたい。今日実現できるのかな、できないのかな…。あとはしばらくテレビゲームを封印していたので、ちょっと遊びたい気持ちはあります」と、37歳はちゃめっ気たっぷりに話した。

 今後は息つく間もなく9日から4大大会の全米オープンが始まる。6日に渡米予定だという。24年パリ大会については「全米オープンを終えてからゆっくり考えたい」としたが、「目の前の大会に向けて、という方が年齢的には合っているかな。でも残り3年となると、4年とはまた違ってあっという間だと思っていて、やれない距離感ではないのかな」と、6度目のパラ出場へ意欲をのぞかせていた。

 女子シングルスで日本女子最高となる銀、ダブルスで銅メダルを獲得した上地結衣(三井住友銀行)は「シングルスでは金メダルを目指して5年間やってきたけど、決勝戦で敗れて銀メダル。皆さんに金メダルをお見せできなくて本当に悔しい結果。ただ、(自国開催で)リアルタイムで応援が届いていたことがすごく力になっていました」と充実の表情を見せた。

 女子ダブルスで上地と組んだ大谷桃子(かんぽ生命)は「上地選手と組むということで、メダルを、と思っていたので率直にうれしいです。パリ大会ではもっといい色のメダルを目指したい。国枝選手と上地選手の2人だけでなく、3人で引っ張っていけるような存在になりたい」と見据えた。

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