◆東京パラリンピック バドミントン女子ダブルス(5日、東京・国立代々木競技場)
今大会から採用されたバドミントンの女子ダブルス(車いすWH)決勝で里見紗李奈、山崎悠麻(ともにNTT都市開発)組は、中国ペアを2―1で破り、金メダルを獲得した。前日のシングルスで山崎は銅メダル。里見は金メダルを獲得しており、単複2冠を達成した。
最後の得点が決まると、手を取り合って抱擁。お互いの肩をたたいて喜び、笑顔を輝かせた。山崎は「本当に目標にしていた金メダルなので、うれしいです」と涙ぐみ、「全部パワフルに粘り強くがんばってくれて、さりちゃんがパートナーでよかったです」と感謝した。
単複2冠の快挙を成し遂げた里見も「2冠取りたいという思いもあったんですけど、悠麻さんにも金メダルを掛けさせてあげたいと思っていたので、それが実現できてすごくうれしいです」と感極まった様子で涙を流した。パラリンピック最終日を有終の美で飾り、「世界一のペアですね。今までこの日のために頑張ってきたので、いい形で終われたのが本当に幸せです」と誇らしげだった。