ボッチャ ペア日本銀メダル、最も重い障害のクラスで日本史上初のメダル

スポーツ報知
パラリンピックのエンブレム

◆東京パラリンピック ボッチャ チーム(脳性まひ)(4日・有明体操競技場)

 ペア(運動機能障害・脳性まひBC3)決勝で、河本圭亮(22)=東郷町施設サービス=、高橋和樹(41)=フォーバル=、田中恵子(39)=ゴーゴーカレーグループ=の3人で臨んだ日本は韓国と対戦し、4―4で迎えたタイブレイクを0―1で落とし、銀メダルとなった。ペアでのメダル獲得は初。チーム(脳性まひ)は、準決勝でタイに敗れたが、ポルトガルとの3位決定戦に4―3で銅メダル。日本勢は杉村英孝(39)=伊豆介護センター=の個人戦金メダルと合わせて3個のメダルを獲得した。

 世界ランキング7位の日本が、最も障害の重い運動機能障害・脳性まひBC3クラスでは初のメダルを獲得した。準決勝で同1位のギリシャを破って迎えた同4位・韓国との決勝。第1エンドで3点を先制されたが、第4エンドで同点に追いつく粘り。頂点には一歩及ばなかったが、快挙だ。

 手や足での投球ができないため、アシスタントとともに勾配具を使用して投球するクラス。BC1、2と比べて注目度は高くない。母でアシスタントの孝子さんとともに銀メダルを首からかけられた田中は、「思い切りやったことが良かった」と涙を浮かべて喜んだ。

 幼少時に筋ジストロフィーにかかり、7歳からボッチャを始めた河本は、「リオで銀メダルを取ったチーム(BC1―2)の写真を見て次は絶対BC3として取ろうと思った」。クラスが違っても切磋琢磨(せっさたくま)し合うのが「火ノ玉ジャパン」の強みだ。村上光輝監督(47)は、「話し合うことが結果につながった」と話す。

 一気に3得点する見せ場をつくった高橋は、「重度の障害を持っていても、自分にもできる、と思う人が増えれば」。同じ障害を持つ人を勇気づけたに違いない。(甲斐 毅彦)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請