高市早苗氏が急浮上!自民総裁選、安倍晋三前首相が支援 “路線継承”ニュー・アベノミクス…有馬晴海氏が解説

高市早苗氏
高市早苗氏

 菅義偉首相(72)が自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬を表明してから一夜明けた4日、安倍晋三前首相(66)が出馬意欲を示している高市早苗前総務相(60)を支援する意向を固めたことが分かった。関係者が明らかにした。政治評論家・有馬晴海氏は「安倍氏が全面的に支援するならば、高市氏は有力候補として急浮上する可能性が高い」と指摘した。

 “第100代”の節目で“女性初”内閣総理大臣誕生の可能性が急浮上した。

 この日、最大派閥の細田派を中心に影響力を持つ安倍氏が、高市氏を支援する意向を固めたことが明らかになった。高市氏は2006年の第1次安倍内閣時に内閣府特命担当相として初入閣。第2次安倍改造内閣、第4次安倍再改造内閣でも総務相として入閣するなど“安倍ガールズ”の一人で、両氏は長く近い関係にある。無派閥の高市氏は、推薦人20人を集めることが課題とされ、支援を得られれば一気に出馬に近づきそうだ。

 有馬氏は「推薦人を派閥から出すという程度なのか、全面的に支援するのか分からず、依然として状況は混沌(こんとん)としている」とした上で、「安倍氏と麻生(太郎)氏が連携し高市氏を推すことも考えられ、そうすれば勢力図は一変する」との見方を示す。

 背景には“安倍路線継承”の狙いがある。高市氏は菅内閣の支持率低下などを受け、頻繁に安倍氏の元を訪れ“首相の再登板”を要請。さらに安倍氏の経済政策を発展させた「ニュー・アベノミクス」を目玉とする自身の政策をまとめた著書を近く出版予定で、総裁選に向け“安倍色”をアピールしている。

 安倍、麻生両氏と親密で、いわゆる「3A」の甘利明税調会長(72)を幹事長に据えることは「安倍氏と麻生氏かねての希望」(有馬氏)であり、高市新総裁が誕生すればその現実味も増す。有馬氏は「細田派や、麻生派全員が高市氏を支援するとは限らない」としながらも「当初両氏からの支援が予想されていた岸田(文雄)氏にとって分が悪くなることは間違いない」。

 唯一出馬を正式表明している岸田文雄前政調会長(64)に加え、有力候補として名前が挙がる河野太郎行政改革担当相(58)や石破茂元幹事長(64)も早ければ週明けにも出馬可否を判断するとみられる。

 有馬氏は、河野氏を神奈川を地盤とする菅首相や小泉進次郎環境相(40)らが後押しし、二階俊博幹事長(82)は、自身の下で幹事長代行を務める野田聖子氏(61)支援が濃厚と分析。茂木敏充外相(65)は竹下派が支援することから推薦人確保はクリアする一方、下村博文政調会長(67)の出馬は難しいと予測した。

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