【箱根への道】青学大、新記録の近藤幸太郎&故障から復帰の岸本大紀に期待…原監督「3冠狙える」 

スポーツ報知
原監督(左端)のゲキを受けてトラック練習に励む青学大。飯田(先頭)、岸本(前から2人目)ら主力も元気だ

 関東の大学駅伝界では「夏を制する者が箱根を制する」という格言がある。夏合宿の成否が駅伝シーズンの結果に直結するからだ。昨季の学生駅伝2戦2勝で、今季も主役候補筆頭の駒大を追いかける上位校の夏合宿を特集。前回の箱根駅伝4位の青学大は「学生駅伝3冠」をチーム目標に掲げ、充実の合宿を行っている。万全の新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で“勝負の夏”に挑んでいる。(竹内達朗、太田涼)

 

 2015年(14年度)の箱根駅伝を制して以来、大学駅伝界の主役となった青学大は、昨年度は7季ぶりに学生3大駅伝無冠に終わった。今季、復権をかける。

 飯田貴之主将(4年)は「学生で話し合い、チーム目標は3冠に決めました。例年以上に選手層は厚い」と力強い。「トンチンカンな目標設定なら一部修正を求めることもあるけど、今季のチームは3冠を狙える総合力がある」と原晋監督(54)も手応えを明かす。

 夏合宿の準備として7月下旬に山梨・西湖で短期の「0次合宿」を行い、その後、8月上旬~中旬に長野・菅平高原で1次合宿、8月下旬~9月上旬に岐阜・御嶽高原で2次合宿、さらに9月中旬に新潟・妙高高原で最終3次合宿。「合宿を重ねることでチームの潜在能力を引き出していく」と指揮官は語る。

 4月に1万メートル28分10秒50、7月に5000メートル13分34秒88といずれも青学大新記録をマークした近藤幸太郎(3年)が今季、絶好調。原監督から「青学大のエースとして駒大の田沢廉君(3年)に負けるな!」とゲキを飛ばされた。「まだ力の差はありますが、これから縮めていきます」と話す。以前は大学卒業を区切りに引退を考えていたが、6月には卒業後も実業団で競技を続けることを決めた近藤は「日本選手権でも上位で戦える選手になりたい」と大学駅伝の先も見据える。

 1年時は箱根駅伝2区でチームを先頭に引き上げる力走を見せながら、昨季は故障に苦しんだ岸本大紀(3年)が復調したことも青学大の大きなプラスだ。「2次合宿の練習消化率は100%。もう一度、箱根駅伝の2区を走りたい」と意欲的だった。

 若林宏樹らルーキーも台頭。今季の青学大は出雲路、伊勢路、そして、箱根路を制する力を秘めている。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請