菅義偉首相(72)が3日、自民党総裁選への不出馬を表明し、永田町に大きな衝撃が広がった。ジャーナリスト・田原総一朗氏は以下のようにコメントした。
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菅首相が辞めることになった最大の理由は、二階幹事長の後任に小泉進次郎さんを据えようとしたものの、会談を4日続けても断られたこと。それで他の人に打診せざるを得なくなったけど、これも全員に断られてしまった。人事が成り立たず、自ら辞めざるを得なくなった。
まあ、みんな受けませんよ。選挙になったら負ける、負けたら幹事長を辞めなくてはならない、今なるのは得策ではない、ということは誰にでも分かる。
国民としては、ポスト菅には石破元幹事長がなるのが一番いいと思っているかもしれないが、安倍前首相との関係を考えると微妙に難しい。野党にとって、ポスト菅に誰がなるかは衆院選での重要事項だが、野党そのものには期待できない。