清水隆行氏が分析 巨人の強さの要因は代わった若手がきっちり仕事

スポーツ報知
9回1死二塁、同点の適時二塁打を放つ若林晃弘(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人2―2ヤクルト(2日・京セラD)

 巨人・岡本和が2回に自己最多タイの33号ソロを放った。18年に初めて4番を任され初打席で一発を放った京セラDで、当時と同じ左翼5階席へ特大弾。9回にビエイラが勝ち越しを許し連続無失点は32試合で止まったが、その裏に若林の二塁打でドローに持ち込み、ヤクルト3連戦を2勝1分けで終えた。野球評論家の清水隆行氏が解説した。

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 巨人にとっては勝ちに等しい引き分けだった。9回にビエイラがまさかの勝ち越しを許して、マウンドには抑えのマクガフ。流れは完全にヤクルトだった。ここで先頭の吉川が中前安打。これが大きかった。2ストライクと追い込まれてからの3球目、少し浮いたスプリットを逃さなかった。マクガフからすれば2球目は最高のスプリットで空振りを奪っていたので、悔いの残る一球だっただろう。

 続く増田大がきっちり送って、若林が初球をタイムリー。本来ならば岡本和、中田の打順だが、代わって入った若手がしっかり仕事をした。今季の巨人が強い要因のひとつがここにある。

 若林はしっかり準備をして、初球から打ちにいけたところが良かった。甘く入ったボールをきっちり捉えた。相手はクローザーだけに、この甘い球を仕留められないと打者はどんどん苦しくなる。初球から打てる可能性の高い球をファウルにせず、一振りで仕留めたのが大きかった。

 勝つところまではいけなかったが、同点に追いついた。失点したビエイラの精神的ダメージも多少軽くなるだろう。逆にヤクルトには非常にダメージの残る展開になった。(野球評論家・清水隆行)

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