大谷翔平、本盗に見えてきた前人未到の50発30盗塁 2盗塁で日本人4人目の通算50盗塁

スポーツ報知
大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス6―4ヤンキース(31日・アナハイム=エンゼル・スタジアム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は8月31日(日本時間1日)、本拠のヤンキース戦で「2番・DH」で出場し無安打も2四球で出塁し2盗塁を決めた。5回には通算509盗塁を記録したイチローもマークしていないホームスチールに成功し勝利に貢献。史上初の「50本塁打&30盗塁」の可能性も出てきた大谷をヒルマニアが分析する。

 大谷の類いまれなスピードを証明したシーンだった。5―2の5回2死一、三塁。相手捕手サンチェスが二盗阻止のため二塁に送球したのを見た瞬間、三塁走者の大谷は一瞬の判断で本塁を狙った。捕手のタッチをかいくぐって左手でホームベースに触れ両手を広げ「セーフ」をアピール。4年目で初の本盗を決め、貴重な追加点を挙げた。7月2日オリオールズ戦で見せた浅い右前安打で二塁からサヨナラ生還したシーンを思い出させる走塁だった。マドン監督は「かっこよかった。今夜はまた、翔平がアメージングなことをした夜だった」とあきれかえる活躍だった。

 1点を先制された直後の4回も四球後に俊足を見せた。1死一、二塁から重盗でメジャー50盗塁目(イチロー509、松井稼頭央102、青木宣親98に次いで日本人4人目)をマーク。チャンスが広がった後にウォルシュの逆転3ランにつながった。

 日本人選手の本盗は08年城島健司(マリナーズ)、09年松井稼頭央(アストロズ)が記録しているが、断トツの数字を残しているイチローもマークしていない。米国の有力野球記録サイトのベースボールアルマナックによれば二刀流の元祖ともいうべきベーブ・ルースは通算10個のホームスチールを決めているが、それでもシーズン最多盗塁は打者に専念していた1921年と23年の17盗塁が最多。大谷の同一シーズン42本塁打&22盗塁は、ルースを上回るパワーとスピードの持ち主であることの証明といえる。

 その2つの数字をクリアしたのは13人、18度目。もちろん投手掛け持ち選手では史上初だ。

 ちなみに日米を通じて「50本塁打&30盗塁」は誰もやっていない未知の領域。現在のペースなら本塁打は51・2本、盗塁は26・8個ながら、最近8試合で4盗塁に成功と、本塁打ペースがやや落ち込んでいるのとは対照的に“スランプのない走力”で数字を伸ばしており、可能性は十二分にある。右手首に投球を受けた影響で次回登板は依然未定ながら、大谷の魅力は膨らむ一方だ。(ベースボールアナリスト)

 ◆日本人選手の本盗成功 マリナーズの城島健司捕手が08年5月31日・タイガース戦の4回1死で三塁走者として、8番のカイロのスクイズでスタートを切った。ところが相手投手の投球がワンバウンドとなりカイロは空振り。城島は突っ込んでホームにヘッドスライディングして本盗成功。09年5月19日にはアストロズの松井稼頭央内野手がブルワーズ戦の1回に三塁走者として、一塁走者がけん制で挟まれた隙をついて生還し、本盗が記録された。

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