高木豊氏「筒香はすごく繊細で気を使う男。環境になじめればと思っていた」「好循環に入ってきた」

スポーツ報知
右翼場外に3ランを放つ筒香(ロイター)

◆米大リーグ パイレーツ4―3カージナルス(29日・ピッツバーグ=PNCパーク)

 パイレーツの筒香嘉智外野手(29)が29日(日本時間30日)、本拠でのカージナルス戦の9回1死一、二塁で場外へ逆転サヨナラの5号3ランを放った。日本人の逆転サヨナラ弾は、09年イチローに次いで2本目の快挙。スポーツ報知評論家の高木豊氏は「好循環に入ってきた」と表現した。

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 逆転サヨナラ弾の場面は、一発を狙いにいっての一発で筒香はそういうタイプ。狙い通りの一発は自信になるし、今後にもすごくいい影響を与えるはずだ。

 技術的に日本にいたときと大きく変わったわけではないが、彼のポテンシャルを考えると今の活躍は十分にイメージできた。ただ一緒にやっていたDeNA時代から感じていたが、筒香はすごく繊細で気を使う男。周囲の視線にも敏感だ。環境になじめればいいなと思っていた。メジャーは競争が激しく、言葉も通じない中で、チームの輪に入っていくには成績しかない。うまくいかなかった時期は疎外感もあったはずだ。移籍後は結果が伴ったことで、表情も変わってきた。ウォーターシャワーで迎えられる姿を見て、安心した。

 筒香は高校時代からずっとチームの中心を歩いてきた。マイナー落ちを経験し、もがいている若手の姿も目の当たりにして、目が覚めた部分もあったのではないだろうか。ファームでも腐ることなくやってきた結果、ようやく好循環に入ってきた。(スポーツ報知評論家・高木豊)

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