8月28日の新潟11R・BSN賞(ダート1800メートル=15頭立て)は、3番人気のブルベアイリーデ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キンシャサノキセキ)が昨年4月のオアシスSS以来となるオープン特別2勝目を挙げた。勝ち時計は1分50秒3(良馬場)。
コーナー4つのコース形態。距離のロスを最小限にとどめ、終始4~5番手のインで機をうかがった。最後の直線は前が開けると一気にスパート。ライバルとは脚勢が違った。最後は2着ベルダーイメル(2番人気)に3馬身差をつけてゴール。3連続騎乗のM・デムーロ騎手は「最近は調子がいいですね。1400メートルでは少し忙しいと思っていた。1800メートルなら追走が楽になる思った。レパードSでも上位(19年4着)に来ている。この舞台は合う」と会心の勝利を振り返った。
杉山晴調教師は「内枠だったのでそんなに負けないと思ったけど、こんなにあっさり勝つとは。左回りは走るし、この距離でもコーナー4つならいい競馬ができることが分かった。選択肢が広がった。収穫の多いレースだった」と今後の活躍に期待を寄せた。