札幌、8月の最終戦負けない神話 首位川崎倒す…ペトロ監督「攻撃に対しては攻撃で対抗」

スポーツ報知
ボール回しする札幌MF高嶺(左から3人目)

 J1北海道コンサドーレ札幌が、得意の8月ラストで難敵を打ち破る。28日にホームで首位・川崎と対戦。2度目の連覇へ着実に歩みを進めて来た川崎だが、前節25日の福岡戦で今季初黒星を喫した。札幌は4度目のJ2降格となった2012年を最後に、8月の最終試合は6勝2分けと負けがない。昨年11月、24度目の対戦で初白星を挙げた再現へ、走り戦い、打ち合いを制しにいく。

 首位相手の一戦にも、ぶれはなかった。川崎戦を翌日に控え、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(63)がはっきりと言い放った。「攻撃に対しては攻撃で対抗する。それが我々の戦い方。難しい試合にはなるが、自分たちの戦い方で挑むだけ」。自軍の33得点に対し、川崎はリーグ2位の56点を挙げる。数字でこそ劣るが、培ってきた超攻撃的スタイルを貫き、川崎に18年5月以来の連敗を味わわせる。

 前節25日の名古屋戦で4試合ぶりの黒星を喫した。勝ち点36からの上積みを図ることができず、目標とするACL出場圏の3位神戸との勝ち点差は11に開いた。残り試合は13。3戦連続先発が濃厚なMF高嶺朋樹(23)は、川崎戦を「上に行くためには勝たなきゃいけない重要な試合」と位置付けた。

 昨年11月にJ24戦目で初白星を挙げたが、今年5月の対戦では敵地で0―2と敗れた。だがシュート数は12対12と同数で、好機もあった。ペトロヴィッチ監督は「勝ち負けはあっても、いい試合をやってきているので。強い気持ちで戦いに向かって欲しい」と選手に訴え、ピッチへ送り出す。

 指揮官が言うように、攻めの姿勢は前面に押し出しながら、守備の部分はおろそかにしない。名古屋戦の敗戦を踏まえ、高嶺は「連動して激しく行き、攻撃の1発目をつぶさなきゃいけない」とポイントを挙げた。左内転筋痛が癒えたMFチャナティップ(27)が4試合ぶり復帰見込みと、前線に機動力ある選手がそろった。前から全員が労を惜しまず走り、出所を封じるべく戦い、勝機を見いだしていく。

 8月最後となる戦いは、4度目のJ2降格となった12年こそG大阪に2●7で完敗も、その後は8年間、負けがない。9月以降の戦いに勢いをつけるのに、これ以上の相手とシチュエーションはない。高嶺は「自分たちのサッカーをして勝ちたい」と皆の思いを代弁し、勝利への思いを強くした。昨季を上回る11勝目は、きょう挙げる。

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