【巨人】菅野智之6回5失点…プロ初4連敗も復帰戦で見えた次へのプラス材料

スポーツ報知
1回2死一塁、鈴木誠也に中越え2ラン本塁打を浴びた菅野智之(カメラ・佐々木 清勝)

◆JERAセ・リーグ 巨人2―11広島(26日・東京ドーム)

 巨人は7月1日以来56日ぶりに先発した菅野が広島に6回6安打5失点。初回に鈴木誠、坂倉に2者連続弾を浴び、6回には菊池涼に2ランを許すなど自身初の4連敗で5敗目を喫した。打線も苦手の九里を攻略できず連勝は2でストップし、勝った首位・阪神とのゲーム差は2に広がった。

 降板後のコメントから悔しさが伝わってきた。「チームとして大事な時期の登板でゲームを作れずに申し訳ないです」。56日ぶり1軍登板の菅野は3本塁打を浴び6回95球5失点。プロ9年目で初の4連敗を喫し、今季は2勝5敗となった。

 13日からの後半戦、チームの先発投手で白星がついたのはメルセデスだけ。大きな期待を背負ってマウンドに上がった。初回は鈴木誠にフルカウントからのスライダーを中堅バックスクリーンへ先制2ラン、続く坂倉には内角狙いで真ん中に入った直球を右翼席へのソロ。2者連発で3点を先制された。対鈴木誠は今季4戦4発となった。

 立ち上がりは久しぶりの1軍で、思い通りにいかない部分があったのだろう。それでも2回から5回までは無失点。要所で今後につながる収穫が見えた。

 《1》球威 2回に菊池涼から外角146キロで空振りをとり、続くスライダーで空振り三振。6回は鈴木誠から外角148キロで押し込んで空振り三振を奪った。打者の反応から、尻上がりに速球のキレ、力強さが増していったように映った。

 《2》制球面 4回、左の安部を見逃し三振に抑えた内角148キロ直球は、大城の要求通りの厳しいコース。本来の絶妙なコントロールだった。変化球も含め全球種をまんべんなく操った。1―3の6回2死一塁、2ストライクから3球目、菊池涼にスライダーを左翼席への2ランとされたのは詰めの部分で反省だろうが、制球面でも光明はあった。

 《3》体調面 コンディション不良による再調整からの1軍復帰戦。試合前から明るく良い表情だった。原監督は「投げられたというところで、本人も満足してるところはあると思う」、宮本投手チーフコーチも「95球投げられたのはプラス材料。次は100球以上」と前向きだった。実戦復帰した19日のイースタン・ロッテ戦(G球場)は4回61球。着実に階段を上っている。

 菅野を後半戦のキーマンに挙げる原監督は「経験を持っている投手。今後の反省、対策という部分で次に生かしてくれるでしょう」と期待した。前半戦4度の登録抹消、東京五輪辞退の悔しさを力に変え「フル回転で取り返していきたい」と決意するエース。敗戦の中にも明るい兆しは見えた。(片岡 優帆)

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請