佐藤大樹、EXILE加入直後の大ピンチとは 俳優としての覚悟も語る…インタビュー完全版〈3〉

スポーツ報知
インタビューに応じた佐藤大樹

 佐藤大樹(26)がリーダーを務めるダンス&ボーカルグループFANTASTICSの新アルバム「FANTASTICS VOYAGE」が18日に発売された。「High Fever」などシングルに加え、勝負曲という「Drive Me Crazy」など新作4曲が収録され「このアルバムを通して、大人っぽいグループをアピールしたい」と意欲を口にした。EXILEメンバーとして活躍しているが、兼任ならではの悩みもあるようで「ファンタには迷惑をかけている部分もあって申し訳ない」とも。メンバーへの思いやグループ結成後の苦労、俳優業やサウナ愛なども聞いた。〈2〉からのつづき (ペン・国分 敦、カメラ・山崎 賢人)

 12年に俳優デビューし、14年にパフォーマー・バトルを勝ち抜いてEXILEに加入した。だが、その直後に大ピンチが襲ったそうだ。

 「EXILEに入って最初にやった単独ツアー・AMAZING WORLDの時に大変な事がありました。入ったばかりなのでライブのやり方というかペース配分も全く知らなくて、3時間ほどのステージを頭から120%で全部踊ったんですよ。本当に腕がぶっ飛ぶくらいに…。最初はそれでもこなすことができたんですが、途中から自分のパッションに体がついて行かなくて、栄養の補給とかもステージの合間に何を飲むのか知らないもんだから、ライブ途中にまずふくらはぎをつって、次にももをつって、それで足をかばうためにおなかをつってって。『このまま最後までやりきれないかもしれない』ってマジ思いました。『お客さんにばれないよう最後までステージにいよう』って踊りを多少こらえたり笑顔でごまかしたりしてましたね」

 悲劇はまだ続く。試練は足をつっただけでは終わらなかった。

 「そのライブ本番中にステージに穴が空くんですけど、踊りに必死すぎて気づかずに奈落に落ちちゃったんです。しかも、スタンバイしている(黒木)啓司さんの頭の上に…。『こんなんじゃダメだな。EXILEとして』って。この話は啓司さんは笑い話でいってくれていますが『ドームに立つアーティストとしてはプロ失格だな』って痛感しました。それを境にもちろん100%では踊るんですが、ペース配分というか、その日出せる120%を出せるのも大事だなと思うようになりました」

 コロナ禍で通常のライブができず、配信でパフォーマンスを届けるしかない時期があった。

 「お客さんがいると全然違いますね。最初に『LIVE×ONLINE』やった時は悲しかったですね。会場に行って自分たちがノリノリでいつものライブのようにパフォーマンスしているけど、一切レスポンスがない。『見ている人って楽しいのかな』って自問自答していた時期があります。でも、有観客でライブをやるようになった時に、演出のレパートリーがめちゃくちゃ増えたのを感じました。配信でカメラの使い方とか映り方をものすごく意識するようになったので、そこの引き出しが増えました。それに普段は高い旅費やホテル代を払ってライブに来てくれる人もいましたが、海外の方が『配信ライブ見ました』という声をSNSでくれたり。知らない人に知っていただく期間だったと思います。実際ファンクラブに加入した人も増えましたし、どこにチャンスが転がっているか分かんないと思いました」

 18年「ママレード・ボーイ」で映画に初出演してから「センセイ君主」「四月の君、スピカ。」などに出演。昨年は「小説の神様 君にしか描けない物語」に主演するなど俳優として頭角を現している。一方で俳優業には常にプレッシャーを感じているという。

 「共演する方って、役者としてやっている方が多いので、そこにポンってEXILEやファンタの名前を背負っていくので、相当な覚悟というか、変な意味じゃなくて『なめられちゃいけない』っていうのもあります。周りは佐藤大樹=EXILEみたいな見方をしてくるので、自分が変な芝居をしてしまったら『やっぱりEXILEだから』とか言われかねないですから、自分はそういう負けん気を持って現場に入っていますね。看板を背負っているのが一番大きいです。あとはEXILEやファンタを好きになってほしいのはあります。共演すると仲良くなるじゃないですか。ライブに来てもらったり音楽を聴いてもらいたいなって思います」

 ―俳優でやっていけると思ったのはいつ。

 「EXILEに入る前から役者をやらせてもらっていたんですが、TAKAHIROさん主演の『ワイルド・ヒーローズ』にTRIBEから選抜されて出るとなった時に自分の名前が入っていて、それがまずうれしかったんですけど、監督さんや助監督さんから『君から芝居好きなのが伝わるし、ユーモアを持っている俳優が少ない中で、アーティストでそれを表現できるのはけっこうすごいと思うよ』って。20歳の僕に役者の素質があるみたいなことを言ってくれたんですよ。で、ドラマを見た方からたくさんのお仕事の依頼をいただいて…。当時『HiGH&LOW』のプロジェクトに入っていたんで、全部はお応えできませんでしたが、ご一緒したい監督さんからオファーがあったのを後から聞いて『自分も俳優としてもやって行けるかもしれない』と自信につながりましたね」

〈4〉へつづく…

 ◆佐藤 大樹(さとう・たいき)1995年1月25日、埼玉県生まれ。26歳。高校生の時にEXPG(養成所)に入所し、2011年にGENERATIONSのサポートメンバーとして活動。14年に「EXILE パフォーマー バトル」に合格してEXILEに加入。16年12月から世界とともにFANTASTICSのリーダーに就任。俳優デビューは12年のドラマ「シュガーレス」で、その後は映画「HiGH&LOW」シリーズをはじめ「ママレード・ボーイ」「4月の君、スピカ。」などに出演。昨年、映画「小説の神様 君としか描けない物語」で初主演を務めた。特技はサッカー。身長173センチ、血液型A。

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