イデ隊員・二瓶正也さん死去 80年代後半から芸能活動セーブ マンション経営などで生計

スポーツ報知
「ウルトラマン」でイデ隊員を演じた二瓶正也さん(円谷プロダクション提供)

 人気特撮ドラマ「ウルトラマン」のイデ隊員役で知られる俳優の二瓶正也(にへい・まさなり、本名・二瓶正典=にへい・まさのり)さんが21日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため亡くなったことが24日、分かった。80歳だった。この日、妻で写真家の福島晶子さんが喪主となり、2人の娘と2人の孫娘ら近親者で葬儀を執り行った。

 若い頃、ヘビースモーカーだった二瓶さんは10年ほど前から肺気腫を患い、3年ほど前から酸素チューブをつけて生活していた。晶子さんによると、7月中旬に肺炎のため救急車で緊急入院。小康状態になり今月15日に近所の病院に転院したが、数日前に意識がなくなり、一時は回復したが21日深夜に急変し亡くなった。

 二瓶さんは、ドイツ人の父を持ち、彫りの深い顔立ちと大柄な体格が買われ、1960年に東宝入り。しばらくは“大部屋俳優”としての映画出演が続いたが、TBS系で放送された「ウルトラマン」(66~67年)で、科学特捜隊の武器開発担当のイデ隊員役に起用され大ブレイク。主人公・ハヤタ隊員(黒部進)、アラシ隊員(石井伊吉=現・毒蝮三太夫)らと共に一躍子どもたちの人気者になった。その後は映画、舞台、CMなどで活躍したが、80年代後半に都心から神奈川・鎌倉市に引っ越すと徐々に芸能活動をセーブ。マンション経営などで生計を立てていた。

 この日はウルトラマンのスーツアクターを務めた古谷敏(78)も参列。晶子夫人は「子どもっぽくてすごく明るい人でした。(地元に)酒飲み友達もいっぱいいました」と最愛の夫との別れに人柄をしのんでいた。

 ◆二瓶 正也(にへい・まさなり)本名・二瓶正典(にへい・まさのり)1940年12月4日、東京・麹町生まれ。専大付高卒業後に東宝芸能学校に進み、60年に東宝に入社。大部屋俳優として「若大将シリーズ」「日本一シリーズ」などに出演。「ウルトラマン」で大ブレイクし、69年に東宝を退社しフリーに。「ぎんざナイト」の司会やCM出演で活躍した。

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