【女子高校野球】神戸弘陵が5年ぶり2度目の優勝 史上初の甲子園決勝開催 

スポーツ報知
優勝を決め、マウンドに集まり喜ぶ神戸弘陵ナイン(カメラ・渡辺 了文)

◆第25回全国高校女子硬式野球選手権大会 ▽決勝 神戸弘陵4―0高知中央(23日・甲子園)

 女子高校野球の日本一を決める第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝戦が、史上初めて甲子園で開催され、神戸弘陵(兵庫)が高知中央(高知)を4-0で下し、2016年以来5年ぶり2度目の全国制覇を成し遂げた。

 神戸弘陵は2回1死一、三塁、安藤のスクイズで先制。さらに1死満塁から師子鹿のスクイズで加点し、信貴の中前2点適時打でこの回4点を先取。試合を優位に進めた。

 投げては2年生左腕・日高がピンチでも崩れず、制球よく両コースに投げ分け、6回無失点と快投。最終回の7回を3年生エース右腕の島野が締めた。

 島野は大淀ボーイズ(大阪)に所属していた2018年8月、中学硬式野球日本一を決めるジャイアンツカップ決勝戦で東京ドームのマウンドに立ち、胴上げ投手となった。東京ドームと甲子園の両方で胴上げ投手という偉業をこの夜、見事に成し遂げた。

 両校のナインとも笑顔でハッスルプレーを連発。イニング間の「声出し」では大きな声を発して、憧れの黒土の聖地でプレーできる喜びを全身で表現した。場内のアナウンスは男子の高校野球の「君付け」に対して「さん付け」で行われ、新鮮な雰囲気を醸成。また男子の甲子園大会同様、録音されたブラバン演奏が流れ、熱戦を彩った。

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