今季から企業登録のロキテクノ富山 150キロの右腕リレーで圧倒「切磋琢磨し、競い合っていきたい」

150キロをマークした伊藤
150キロをマークした伊藤

◇第111回JABA金獅子旗争奪富山県大会▽決勝 ロキテクノ富山2-0IMFバンディッツ富山(22日、富山市民球場)

 JABA金獅子旗争奪富山県大会の決勝が22日、富山市民球場で行われ、ロキテクノ富山が2-0でIMFバンディッツ富山を下し、2年連続3度目の優勝を果たした。6回まで2点を奪うと、新潟医療福祉大出身の右腕コンビが完璧な投球リレーを披露。187センチのルーキー、伊藤開生(かいせい、23)が6回から登板し、自己最速の150キロをマークして3回を無失点。9回は185センチのクローザー、斎藤央兆(ひろき、25)が登板し、最速150キロで無安打無失点に抑えた。元阪神投手の藤田太陽監督(41)は「伊藤は特別に調子が良い訳ではないが、落ち着いて投げていた。斎藤はコンスタントに球速も出ており、期待しています」と明るい表情を見せた。

 思わぬハプニングにも動じることはなかった。6回に伊藤が登板すると、1球目から147キロ、149キロ、150キロと球速は上昇。1人目を空振り三振に仕留めたところで、突然の大雨で試合が17分間、中断した。「中断は人生で初めて。どう対処していいか、わからなかったが、ジョグして身体を温めていました」と伊藤。戸惑いもあったが、試合再開後は滑るマウンドに気をつけながら相手打者と真っ向勝負。ピンチにも動じることもなく、7回には再び150キロを記録した。

 その勢いのまま、マウンドを継いだのが、2学年上の先輩、斎藤だ。7月の公式戦で自己最速の152キロをマークするなど、好調をキープ。「伊藤はまじめな後輩で、真摯に練習している。切磋琢磨し、競い合っていきたいと思っています」と斎藤。148~150キロのストレートで圧倒し、3者凡退に仕留めてみせた。

 阪神、西武、ヤクルトでプレーした藤田監督の指導の下、2人は大きく力を伸ばした。伊藤はリリースポイントを高くするなど、フォームを改良。「大学では腕が横から出る傾向だったが、上から腕を出すように、何度も言われてきました」と振り返る。斎藤は体幹や股関節周辺の筋力、インナーマッスルを強化。「トレーニングを粘り強く続けた。平均球速も上がって、自信が付きました」と胸を張る。

 今シーズンから日本野球連盟に企業登録され、平日の練習時間も増加。9月3日には、いよいよ都市対抗野球一次予選が開幕する。「会社からは理解してもらっています。伊藤と力を合わせ、結果を出したいですね」と斎藤。伸び盛りの速球派右腕が、初の都市対抗出場を目指す。(中田 康博)

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