【北九州記念】ヨカヨカ熊本産馬初のJRA重賞V 幸英明騎手「すごく歓声が聞こえた」

スポーツ報知
外から差し切ったヨカヨカ(手前)

◆第56回北九州記念・G3(8月22日、小倉・芝1200メートル=18頭立て)

 ハンデ戦のサマースプリントシリーズ第4戦は直前に強まった雨の中で行われ、幸英明騎手が手綱を執った5番人気のヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎、父スクワートルスクワート)が51キロの最軽量も味方に7度目の重賞挑戦で初勝利を挙げ、熊本産馬として史上初のJRA重賞制覇を成し遂げた。勝ち時計は1分8秒2(稍重)。

 1馬身1/4差の2着には、前走のCBC賞でJRAレコード勝ちを収めた4番人気のファストフォース(鮫島克駿騎手)。さらに首差の3着は2番人気のモズスーパーフレア(松若風馬騎手)が逃げ粘った。

 幸英明騎手(ヨカヨカ=1着)「最後は必死でした。道中もずっと手応えよく、スムーズな走りをしてくれていたので、4コーナーを回る時の手応えで、『これだったら何とか勝てるんじゃないかな』と思いました。内の馬もそうですし、後ろの馬がもっと外からこないかなとか心配でしたし、本当に最後は無我夢中でした。ラスト1ハロンぐらいから、すごく歓声は聞こえていました。ヨカヨカが九州産ということで、谷潔調教師にもずっと昔からお世話になって九州産もたくさん乗せてもらってます。僕の師匠である谷八郎調教師ももともと九州産をたくさん管理されいてたんですけど、去年亡くなって先週一周忌があったので、きょうはすごくうれしいです。(ヨカヨカが)重賞レースに手が届きそうで届いてなかったんですけど、きょう勝ったことで上(のレース)に行っても頑張れる馬だと思うので、また応援していただけたらうれしいです」

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