【ヤクルト】サイスニード「世界一おいしいドーナツ」発見…「知らないかもしれないが、ミスタードーナツという穴場のドーナツ屋」

サイスニード
サイスニード

 3位からの逆転Vを目指すヤクルトの中で、個人的にその“ギャップ”に注目している投手がいる。今季から加入したサイスニード投手だ。

 21日の広島戦(マツダ)では5回2失点(自責1)で今季2勝目を挙げた。極寒の米アラスカ州に自宅があり、趣味の狩猟では体重680キロのヘラジカや熊を仕留めたことがあるつわもの。もっさりと蓄えたひげに、マウンドで見せる鋭い眼光は一見、こわもてだ。

 だが見た目とは対照的に、非常にユーモアあふれる性格。五輪中断期間中の楽天とのエキシビションマッチ(楽天生命)では、登板後に「センダイ、チョットアツイ。(2軍施設の)トダ、メッチャアツイ」ときわどい日本語で報道陣を爆笑させた。ちなみに、最近覚えた日本語は通訳から教わった「ドウゾ」で、「チームバスやエレベーターでの乗り降りの際や、チームメイトにミネラルウォーターを渡す時に最近よく使っています。とても使いやすい」と勉強熱心な一面もある。

 そんな助っ人右腕が最近「世界で一番おいしいドーナツを見つけた」とのこと。真相を聞くと、「知らないかもしれませんが『ミスタードーナツ』という穴場のドーナツ屋で『ゴールデンチョコレート』という、今までの人生で1番おいしいドーナツに出会いました」と笑顔で教えてくれた。

 アラスカで過ごすオフには、仕留めたヘラジカを加工してジャーキーやハンバーガーにして食べるというワイルドな印象とは真逆の回答。最後には「ホント、メッチャ、オイシイ」と日本語でコメントまでしてくれた。逆転Vへ向けて激しさを増していく後半戦ですが、記者は助っ人右腕のギャップに魅了され続けることになりそうです。(ヤクルト担当・小島 和之)

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