【中日】恐怖の8番・溝脇隼人が5打席連続安打「ここから取り返していく」

スポーツ報知
8回無死一、三塁、溝脇隼人が右前に適時打を放つ

◆JERAセ・リーグ 中日6―2阪神(21日・バンテリンドーム)

 中日が首位・阪神を相手に堂々の2連勝。広島戦に続き、2カード連続の勝ち越しを決めた。

 この日「恐怖の8番」となった溝脇隼人内野手が4打数4安打1打点。20日の同カードの最終打席から5打席連続安打と快音が止まらない。4回無死二塁の第2打席では、一塁側へ絶妙なセーフティーバントを仕掛け、見事に成功。チャンスを拡大させ、福田の2点適時打を呼び込んだ。

 それでも溝脇は「今日は良かったからと言って、すっきりはしていない。だいぶチームに迷惑はかけている。ここから取り返していく気持ちで、またスタートしたい。20打席近くノーヒットでも使い続けてくれた。毎日つきっきりで指導してもらった。それを返せるように」と控えめに喜んだ。

 今年は期待に応えられず悩ましい日々が続いた。6月上旬に昇格後は、3度のスタメン起用も安打は出なかった。特に7月6日の巨人戦(前橋)では1番に抜てきも3打数3三振。おまけに自身の失策から一時逆転を許し、最終的に白星をつかんで喜びにわいたチームをよそに一人で落ち込んだ。その後、2軍に降格し「野球したいという気持ちになれなかった。野球しても全然楽しくなかった。でも球場に行けば波留(2軍打撃コーチ)さんや、首脳陣からハッパをかけられた。それでちょっと前向きにやれたかな」。少しずつ気持ちを取り戻した。

 気分転換は道具にも現れた。元々、黒色のバットを使っていたが、今は白と黒のツートン。聞けば、巨人・坂本と同タイプのバットを使っている同僚の伊藤から譲り受け、好感触を得ている。昨年のフェニックス・リーグから試しており、従来のバットよりグリップがかなり細く、長さがあるのが特徴だ。

 元気が出てきた背番号48に、与田監督も「調子が悪くても練習した成果が、今日はいい形になった。明日以降も続けて欲しいね」と期待。昨季までのレギュラーだった阿部が離脱し、正二塁手が不在の竜。プロ9年目の27歳が貪欲に結果を追い求める。

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