伊東南、絆の男子400メートルリレー初制覇…全国中学陸上

スポーツ報知
1着でゴールした伊東南・鈴木暢

◆全国中学校大会 陸上 (20日、茨城・笠松運動公園陸上競技場)▽男子400メートルリレー決勝 〈1〉伊東南(石田、杉山、鈴木悠、鈴木暢)42秒94

 最終種目の男子400メートルリレーで、伊東南が42秒94で初優勝した。序盤はリードを許すも3、4走で逆転。2位だった昨年代替大会の雪辱を果たした。

 1年前と同じ位置から、突き抜けた。伊東南のアンカー・鈴木暢(のん、3年)は3番手でバトンを受けると「絶対に勝てると思った」と中盤で前を行く2人に並びかけ、ゴール前で体一つ、前に出た。同じくアンカーを務めた昨年代替大会では、3番手から先頭に離され涙を流しており「去年は本当に悔しかった。今年は本当にうれしいです」とレース後に雄たけびを上げた。

 狙いがはまった。勝又俊介監督(42)は「スピードが同じ選手同士でバトンパスをさせて、後半に順位を上げる」と100メートル11秒1台の自己記録を持つ鈴木悠大(3年)と鈴木暢を3、4走に、12秒台の石田千翔(ゆきと)、杉山聖(ともに3年)を1、2走に起用。5番手から2人を抜いた鈴木悠は「前の2人が良く粘った。バトンを渡したときに『この位置なら勝てる』と思った」と笑顔を見せた。

 今大会、個人種目で決勝に進んだメンバーはいない。勝又監督が「個人で見れば去年の方が速い」という走力の差を埋めたのが、バトンパスだ。週6度「リレー練習に6割」を割いて減速の少ない中継を磨き、決勝の記録は昨年を0秒02上回った。昨年メンバーに入れず、画面越しに涙を流した杉山は「『俺たちを超えろ』っていうのが先輩との約束だった」とうなずいた。

 リレーメンバーは全員が3年生。石田は「高校はこの4人でリレーをやることはないと思う」としながら「個人種目で頑張って、大きい試合でまた一緒にできたらいい」と新しい誓いを立てた。(内田 拓希)

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