【巨人】原辰徳監督「打線が活発にならないと」 1点だけ…4月1日以来の首位お預け

スポーツ報知
5回1死一、三塁、タイラー・オースティンに勝ち越し適時打を浴びる先発の山口俊(捕手は大城卓三)(カメラ・泉 貫太)

◆JERAセ・リーグ 巨人1―6DeNA(20日・東京D)

 巨人が奪首に失敗した。今季3勝目を目指して先発した山口が、1点リードの5回にオースティンの適時打などで3失点。打線は2回に中島の中前安打に失策が絡んで先制したが、その後はつながりを欠いた。首位の阪神が敗れたため、巨人が勝っていれば「マイナス0・5ゲーム差」ながら勝率で首位に立つところだったが、仕切り直しとなった。

 わっしょいベースボールの本領発揮とはならなかった。投打がかみ合わずDeNAに完敗。原監督は1得点に終わった打線について「もう1本も2本も必要だと思うよ、今日はね。打線が活発にならないとね」と奮起を促した。1・5差の首位・阪神が中日に敗戦。勝てば勝率で上回り、“マイナス0・5差”の珍現象で逆転という状況だったが、4月1日以来141日ぶりの首位はお預けとなった。

 2回、1点を先制してなお無死一、二塁で7番・ウィーラーが遊ゴロ併殺打。これまで何度もチームを救ってくれた助っ人だけに責められないが、一気に「わっしょい」と勢いに乗れなかった。打線が追加点を取れない中、先発・山口は1点リードの5回に3失点で逆転を許し、この回で降板。「何とか同点で止めなければいけない場面でした。反省して次、頑張ります」と糧にすることを誓った。

 原監督が後半戦の指針に掲げた「わっしょいベースボール」の精神は球団全体に浸透している。「わっしょいタオル」や「神輿(みこし)Tシャツ」がグッズ化され、この日から新発売。得点時などに東京D場内で流れるBGMにも「わっしょい」のかけ声が流されるようになった。指揮官の「必ず“陽”、必ず“楽しむ”。そういう気持ちで戦っていきましょう」という言葉通り、より結束ムードが高まった。

 後半戦は4勝2敗とチームの雰囲気は良いだけに、悲観する1敗ではない。試合前の練習では日本ハムから電撃移籍した中田をナインが笑顔で歓迎し、新鮮な風も吹いている。原監督が「一人一人がジャイアンツという“神輿”を担ぎながら、形や声かけを合わせて前に進む」と話していたように、大事なことは敗戦を引きずらず切り替えること。わっしょい精神で仕切り直す。(片岡 優帆)

 ■巨人記録室

 山口(巨)はDeNA戦に負け投手。巨人在籍時のカード別勝敗を見ると、

相手勝―敗 相手勝―敗

対中6―1 対D4―5

対ヤ6―3 対神2―2

対広5―3 交流4―2

 DeNA戦は4勝を挙げているものの、5敗で最多敗戦チームとなっており、セで唯一の負け越しカードだ。

 この日は本拠地の東京Dでの敗戦。東京ドームでのDeNA戦は、7度先発しているが、勝敗は●-●-〇●●の1勝4敗。この条件では、41回2/3を投げて20失点(自責19)。本拠地有利と言われるものの、防御率4.10と振るわず、古巣相手に苦戦が目立つ。(福山 智紀)

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