【再掲】甲子園「再試合を撤廃した上でのサスペンデッドゲーム採用」と「ノーゲーム廃止」

スポーツ報知
甲子園球場

 日本高野連の小倉好正事務局長は19日、サスペンデッドゲーム(継続試合)の導入を検討していくことを明かした。この日の第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)の大会第6日は、降雨のため第1試合の近江(滋賀)―日大東北(福島)が5回途中ノーゲームとなり、第2試合に予定されていた西日本短大付(福岡)―二松学舎大付(東東京)は20日に順延となるなど、連日の雨で日程消化に苦慮している。

 雨中の熱戦となった17日の大阪桐蔭と東海大菅生(西東京)の東西横綱対決は、大阪桐蔭が28年ぶりとなる降雨コールド勝ちを収めた。序盤の3本塁打などで常にリードを保ち、終盤に追い上げた東海大菅生が3点を追う8回、1死一、二塁としたところで中断となり、そのまま試合終了となった。今夏の天候に左右される聖地での戦いに、2017年のセンバツ大会を思い返し、当時「再試合を撤廃した上でのサスペンデッドゲーム採用」と「ノーゲーム廃止」の議論推進をつづったコラムを再掲する。

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 3月28日に行われたセンバツの引き分け再試合を2試合見て、なぜ改めて9イニングを戦う必要があるのか、疑問に思った。

 2000年のセンバツで、延長回の規定がそれまでの18回から15回に変更された。選手の体調や、増えすぎる投手の投球数を考えてのことだろう。それなら「再試合」で1~9回を戦うよりも「サスペンデッドゲーム(一時停止試合)」として翌日または今回のように翌々日、16回から続きをやればいい。早いイニングで決着がつく可能性が出てくるし、選手への負担も少なくなる。

 今後、タイブレイクの導入などを含めて規定を見直す機運が高まりそうだ。個人的にはサスペンデッドで16~18回の3イニングをやって、決着がつかなければ19回からタイブレイクを採用するといった“合わせ技”もありだと思うが、どうだろうか。

 もう一つ、高校野球では7回となっている正式試合。つまりそこまで終了しないうちに雨などになった場合のノーゲーム規定も廃止し、すべて無いものとするのではなく、そのまま続きを行うべきと思う。これは野球規則を拡大解釈しているかもしれないが、負けていたチームがもう一度、1回から改めてやるから“ほくそ笑む”ような事があってはいけない。途中までやった試合を無駄にするべきではないと思う。

 プロ野球はお客さんへの払い戻しがあるため仕方ないと思うが、高校野球は違ったやり方をすべき時に来ているのではないか。

 「再試合を撤廃した上でのサスペンデッドゲーム採用」と「ノーゲーム廃止」。この二つは是非話し合ってほしいものである。(蛭間 豊章)

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