尾木直樹氏、旭川の中2女子生徒の死亡で学校、教育委員会の対応に憤慨…「隠蔽と事なかれ主義の塊」

フジテレビ
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 教育評論家の尾木直樹氏が19日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)にスタジオ生出演した。

 番組では、北海道旭川市で3月、中学2年の女子生徒(当時14)が凍死しているのが見つかり、背景にいじめがあったとされる問題で、母親の代理人弁護士が18日、同市内で記者会見を開き、母親の手記を公開したことを報じた。

 手記の中で母親は、再三、いじめの疑いを学校に相談したにもかかわらず、否定され続けた経緯を記し、「市教委は誰からも相談はなかったと主張している。いじめをもみ消そうとしているようにさえ見える」と批判している。

 尾木氏は今回の事件に「ありえないこと。僕も35年ぐらい、いじめ問題関わってきましたけど、これだけひどい教育委員会、担任の先生、教頭先生の対応は珍しいです。憤っちゃいますけども、学校の教師の役割、全然果たしてない」と断じた。

 さらにいじめについて法律整備がなされ対応のマニュアルもあることを解説し「それを一切、無視している。ひと言でいうと隠蔽と事なかれ主義の塊みたいなよくない側面が圧縮されたように出てきていて」とし「教育委員会も教育委員会の資格がないようなひどい法律違反、条例違反…違反だらけで、どうなっているんかなと思います」と指摘していた。

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