山下泰裕JOC会長「選手の努力たたえたい」…東京五輪総括

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(64)が18日、都内で東京五輪の総括会見を行った。メダル獲得は史上最多の58個(金27、銀14、銅17)という結果に「大会前の不安にかかわらず、ひたむきに努力を重ねた選手、支えた指導者、スタッフらの努力をたたえたい」と振り返った。

 コロナ禍での選手へのサポート態勢については、反省点を挙げた。「選手たちが萎縮した状況になった。自分の素直な気持ちを表に出せないとか。もっと悩みを聞いて寄り添うことをして、環境を作っていくことが我々の務めだった」と語った。

 五輪前に選手個人への誹謗中傷がSNS上で存在したことについても触れた。「もっと早くに気付いて、対応すべきだった。アスリートに寄り添って、不安を和らげて、競技に集中できる環境を整えたい。そこは努力が足りなかった。申し訳ないと思っている」と謝罪の言葉を並べた。(高木 恵)

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