板倉滉、ドイツ2部・シャルケに期限付き移籍…29日デビュー戦でデュッセルドルフ・田中碧と対戦も

スポーツ報知
板倉滉

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスターCに所属する日本代表DF板倉滉(24)が、ドイツ2部・シャルケに期限付き移籍することが18日、分かった。年俸は約6000万円。期間は来夏までの1年間で、シャルケが1部に昇格した場合は400万ユーロ(約5億1000万円)で完全移籍に移行するオプションが付帯する。今夏の東京五輪で守備の要として活躍した板倉が、昨季、30年ぶりに2部降格した名門を1年での1部復帰に導く。

 東京五輪で存在感を発揮した24歳の守備職人が、活躍の舞台をドイツへ移す。

 関係者によると、板倉はマンチェスターCからシャルケへ来年6月末までの期限付き移籍で合意した。年俸は約6000万円。シャルケが1部昇格した場合、400万ユーロで買い取りが可能となる。板倉はこの日ドイツへ渡り、メディカルチェック後、近日中に正式発表される見込み。

 板倉は19年1月、川崎から日本人で初めてマンチェスターCへ完全移籍で加入したが、英国の就労ビザが取得できず、オランダ1部・フローニンゲンに期限付き移籍した。昨季は全34試合にフルタイム出場と“鉄人”ぶりを発揮。クラブ年間最優秀選手に選ばれた。

 東京五輪ではボローニャDF冨安健洋が負傷などで欠場した3試合にセンターバックで先発。186センチの長身と対人の強さを武器にボランチもこなし、全6戦に出場と主力を担った。

 今夏はスコットランド1部・セルティックをはじめ、ロシア、トルコ、オランダなど複数クラブが獲得を目指した中、最初に熱烈なオファーを受けたシャルケ入りを決断。カテゴリーは2部となるが、欧州5大リーグのクラブに主力として構想され、来季昇格すれば1部でのプレー機会があることなどが決め手となった。

 シャルケは、かつて元日本代表DF内田篤人も所属した名門。欧州チャンピオンズリーグは10―11年の4強など常連だったが、昨季は1部最下位で30年ぶりに2部降格した。今夏に10選手以上が入れ替わる中、1年で1部復帰を目指すチームで板倉が再出発を切る。

 新天地デビューは、早ければ29日のホーム・デュッセルドルフ戦。川崎で成長し、東京五輪代表でともに戦ったMF田中碧、U―21ドイツ代表MFアペルカンプ真大と直接対決となる可能性もある。ドイツ2部では日本代表DF室屋成がハノーバーでプレーしており、日本勢対決にも注目が集まりそうだ。

 ◆板倉 滉(いたくら・こう)1997年1月27日、横浜市生まれ。24歳。小4から川崎の下部組織で育ち、2015年にトップチーム昇格。18年に仙台へ期限付き移籍。19年1月にマンチェスターC(イングランド)に完全移籍後、フローニンゲン(オランダ)に期限付き移籍。同年の南米選手権でA代表デビュー。今夏の東京五輪は全6試合に出場。A代表通算5試合1得点。186センチ、75キロ。右利き。

 ◆シャルケ 1904年創立。ルール工業地帯の中心地ゲルゼンキルヘン、シャルケ地区をホームタウンとする。本拠ヴェルティンス・アレーナは6万2271人収容。リーグ優勝7度、ドイツ杯5度、リーグ杯1度優勝。UEFA杯1度優勝。同じ州のドルトムントとの「ルール・ダービー」は、欧州屈指のダービーマッチの一つ。2020―21年シーズンは最下位に沈み、30季ぶりに2部に降格した。過去には内田篤人が在籍。

 ◆今季のブンデスリーガ2部 18チームで構成されており、上位2チームが自動昇格。3位は1部16位のチームと入れ替え戦を行う。下位2チームは自動降格。16位は3部3位と入れ替え戦を行う。今季2部には、デュッセルドルフに東京五輪代表MF田中碧とアペルカンプ真大、ハノーバーに日本代表DF室屋が在籍。すでに3試合を消化しており、首位には唯一3連勝のレーゲンスブルクが立っている。

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