【甲子園】日大東北の初戦は19日へ 東北勢5連勝へ 松川侑矢主将「チームに貢献したい」

スポーツ報知
17日、甲子園球場の室内練習場で体幹トレーニングをする日大東北の選手たち(学校提供)

 第103回全国高校野球選手権(甲子園)で、18年ぶり出場の日大東北(福島)は、18日の第1試合で近江(滋賀)と対戦する予定だったが雨により19日へ順延となった。当初は13日の試合に組み込まれていた。雨天順延は歴代最多の計6日におよんでいる。17日の日大東北の選手たちは甲子園室内練習場で雨対策をしながら、仕切り直しへと気持ちを切り替えた。松川侑矢主将(3年)は、ここまで出場した東北勢4校全てが初戦突破している勢いに乗り、1990年以来の初戦白星を目指すことを誓った。

 プレイボールを待つ日大東北の準備は念入りだった。17日には午前10時半開始予定の初戦に向け、甲子園室内練習場で8時30分にアップを開始。時折、モニターで第1試合の大阪桐蔭―東海大菅生戦を見ながら気持ちを高めていただけに、「(順延は)正直、残念です」と松川主将は漏らした。約2時間の練習では雨対策も入念だった。雨でぬれるボールが滑らないように5本の指で握って投げる動きを繰り返した。主将は気持ちを切り替え、「(順延を)良いほうに捉え、もう一度調整できると捉えて臨みたい」と意気込んだ。

 兵庫では雨が続いている。同校で甲子園通算7度出場に導いてきた宗像忠典監督は、雨の甲子園での試合経験を問われると、「記憶にはありません」。環境はけっして良好ではないが、チームの持ち味は逆境を跳ね返す力にある。福島大会では6試合中4試合を逆転で勝ち抜いた。「点差が離れようと、何しようと、泥臭く野球をやる」と松川主将は変わらない決意を口にした。

 天候に恵まれない状況だが、東北勢にとっては追い風が吹いている。ここまでの出場4校(日大山形、東北学院、明桜、盛岡大付)が全て初戦を突破した。日大東北が勝利すれば、2014年以来7年ぶり3度目の東北勢5校初戦突破となる。

 16日の盛岡大付―鹿島学園(茨城)戦をテレビ観戦した松川主将は、「東北勢として勝って、僕たちも流れに乗りたい」と気持ちを高めていた。福島大会決勝は無安打に終わっており、甲子園ではリベンジにも意欲を燃やす。「キャプテンとしても、一人の選手としても、打ってチームに貢献したい」。東北チームの勢いを味方に31年ぶりの初戦突破を目指す。(小山内 彩希)

 〇・・・日大東北のエース右腕の吉田達也投手(3年)は中学時代の仲間の勝利に刺激を受けた。3ランが飛び出るなど強打・盛岡大付が打ち勝った16日の試合をテレビで観戦。郡山ボーイズでは盛岡大付の1番・松本龍哉三塁手と4番・小針遼梧右翼手(ともに3年)とプレーした。2人の活躍に「うれしくなるし、すごい選手。同じ舞台で野球ができるのがうれしい」と心を躍らせた。4番打者の吉田も「自分も負けずに打てたら」と投打で活躍する意気込みだ。

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