【甲子園】専大松戸・深沢鳳介が11奪三振完封 令和の斎藤雅樹だ! Gスカウト高評価「可能性ある」

スポーツ報知
完封勝利を挙げた専大松戸・深沢鳳介(右)

◆第103回全国高校野球選手権大会第4日 ▽1回戦 専大松戸6―0明豊(16日・甲子園)

 春夏連続出場の専大松戸(千葉)は、プロ注目のサイド右腕・深沢鳳介(3年)がセンバツ準Vの明豊(大分)を相手に散発6安打11奪三振で完封。優勝候補に快勝し、春夏通じて初勝利を挙げた。

 サイドハンドからの絶妙な制球で、バットを振ることすら許さなかった。深沢は最後の打者を外角低めいっぱいの137キロ直球で見逃し三振に仕留めると、喜びをかみしめるように電光掲示板の文字を見つめた。6安打11K完封。「挑戦者の気持ちで厳しいコースを突いていこうと思って投げました。ゼロに抑えることができてよかった」。最速143キロの直球を軸に、優勝候補の明豊をねじ伏せた。

 春の忘れ物を取りに来た。センバツでは初戦で中京大中京(愛知)の152キロ右腕・畔柳亨丞(3年)との投げ合いに敗れ、悔し涙を流した。「自分の失投で負けた」。決勝のランニング2ランは、左打者の内角を狙った直球が甘く入った1球。打者にホームベース寄りに立ってもらい、同じ球の制球力を磨き直した。この日は左打者4人から計8K。努力が実を結んだ。

 しなやかな投球フォームに、横手から繰り出す直球のキレも抜群。視察した巨人・榑松アマスカウト統括は、「両サイドのコントロールがよく、ピッチングセンスが高い。将来的には、斎藤雅樹さんのような投手になる可能性のある好素材」と、通算180勝をマークした平成の大エースを引き合いに出し、評価した。

 チームは春夏通じて3度目の出場で初勝利。これで竜ケ崎一、藤代に続く3校目での甲子園勝利となった名将・持丸修一監督(73)も、「春よりキレがよくなって、失投も少なくなった。内角をうまく突きながら、完璧」とたたえた。「春の負けがあったから、この勝利ができたのかなと思います」と深沢。悔しさを晴らす白星をつかみとった右腕で、“令和の斎藤雅樹”が新たな歴史を切り開いていく。(水上 智恵)

 ◆3校以上での甲子園勝利 4校の渥美政雄監督(東邦商、滝川中、一宮中、豊橋時習館)と蒲原弘幸監督(佐賀商、千葉商、印旛、柏陵)のほか、溝渕峯男監督(土佐、安芸、高知)、三原新二郎監督(広陵、福井、京都外大西)の例がある。また、持丸監督は73歳。70歳以上での勝利は、76歳で82年春1勝の明徳・松田昇監督、75歳で17年夏1勝の日本文理・大井道夫監督、72歳で03年夏Vの常総学院・木内幸男監督らの例がある。

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