市川右団次と右近が「楠公」で親子共演 10月14日から「伝統芸能 華の舞」

スポーツ報知
市川右団次(右)と市川右近親子が「伝統芸能 華の舞」全国公演をPR

 歌舞伎俳優の市川右団次と市川右近親子が13日、大阪市内で「伝統芸能 華の舞」全国16会場21回公演に向け、PR会見を行った。

 今回の演目として、能楽独調「楠露(くすのつゆ)」、素踊り「楠公(なんこう)」の楠木正成二題と、歌舞伎十八番の内「鳴神(なるかみ」を選んだ理由について右団次は「昨年は親子で連獅子。今年は楠公で、親子の別れ、合戦シーンをあえて素踊りでご覧頂きます。鳴神は『THE歌舞伎』といった演目にさせていただきました」と説明した。素踊りを選んだことについては「ふん装して派手にやるということもできますが、あえて素顔で紋付き袴(はかま)。せがれにとっても勉強になりますし、面白い趣向ではないかなと思います」と自信をのぞかせた。初めて素踊りに挑戦する右近は「普段衣装を着て踊っているから難しそう」と本音を語ったが、実の親子だからこその表現について、右団次は「我々親子に当てはめながらご覧頂けるので、説明せずに理解していただけるのでは」と話した。

 「鳴神」については、市川海老蔵に指導を受けているといい「高僧の高貴な部分を忘れず、品を持ってと教わりました」と海老蔵の声モノマネも披露した。また、幼い頃から共に過ごしてきた市川笑三郎、市川弘太郎との共演を喜び「長年一緒にやってきた澤瀉屋(おもだかや)のメンバーとできるのは、とてもうれしい」と声を弾ませた。

 右近は父・右団次の魅力について「舞台で立ち回りがかっこいい」とにっこり。右団次は息子・右近の成長について「歌舞伎が好きというのが基本にないと、厳しい稽古も耐えられない。大変でも一切顔に出さずにしっかりやる。泣き言を言わずにやる。これは親として褒めてやりたい」と目尻を下げた。

 公演は10月14日に長崎のアルカスSASEBO大ホールからスタート。同29、30日には京都・南座、同31日には兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで上演される。

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