NHK大河「青天を衝け」が待望の再開 栄一らパリ視察団が幕府終焉の一報に大わらわ…第24回見どころ

スポーツ報知
日本からの書状に衝撃を受ける渋沢栄一(吉沢亮)

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第24回「パリの御一新」が15日に放送される。東京五輪期間に3週間休んだため7月18日以来、約1か月ぶりの再開となる。

 SNS上では五輪期間中も「時間を変更して大河放送して~」などの声が寄せられていた。最近では「再開待ってました!」と喜びの声であふれている。番組関係者も「数は公表されていませんが(視聴者窓口の)ふれあいセンターにも、多くの意見があったようです」と明かす。

 3回分の中断があったストーリーはちょうど江戸幕府が終わったところ。番組関係者も「故意か偶然か分からないが、分かりやすいところで止まっているので(視聴者も)戻りやすいのでは」と期待する。

 前回(第23回)放送の「篤太夫と最後の将軍」では、1867年に第15代将軍・徳川慶喜(草ナギ剛)が大政奉還を決意した。約260年続いた江戸幕府が終わる…。やはりというべきか、1603年に初代将軍になった徳川家康(北大路欣也)が登場した。

 その演技が素晴らしかった。恒例の「こんばんは、徳川家康です」のあいさつはなし。無言で現れると、家康は「慶応3年10月…」と日付のみを口にする。慶喜が家臣へ大政奉還の思いを伝え、中には泣き出す者も。家康は無言で見守り、一瞬、カメラに近づいて何かを言いかけて黙り、天井を見上げて目をつぶる。無念さ、それを何とか割り切った心情を言葉なく表現してみせた。家康は今作、ナビゲーター役のように歴史を解説してきた。それでも菓子浩チーフプロデューサーが、インタビューで「家康はナビゲーターではなく、あくまで出演者」と強調していたことを思い出す。

 「パリの御一新」では、栄一(ドラマでは篤太夫)と慶喜の弟・徳川昭武(板垣李光人)がパリで新年を祝う中、不穏な書状が届く。差出人は幕府。中には「慶喜が政を朝廷に返上した」の一文が。パニックに陥る一同。政府代表の視察団だったのが、一転してただの団体様になってしまう。ハシゴを外された集団の言動が気になってくる。

 一方で、栄一は現地のフランス人に連れられて証券取引所へ。債権の仕組みを教わり、目からうろこが落ちる思いをする。ただ、これは栄一がただの武士ではなく、以前に故郷・埼玉で農業と商売をやっていたからこそ理解できたのだと思う。運命のいたずらに翻弄されたパリ視察だが、栄一にとっては大きなものだったに違いない。

 第23回の世帯視聴率は14・1%。関係者が懸念しているのは前作「麒麟がくる」でも味わった中断期間だ。新型コロナ禍で撮影が止まり、放送が3か月弱休みになったことで視聴率にも影響を与えた。1か月の休みを挟むと、どうなるのだろう。

 そこで、番組公式ツイッターでは今月9日以降、主要キャストのメッセージをアップ。既に殉職した平岡円四郎役の堤真一に始まり志尊淳、山崎育三郎、ディーン・フジオカら主要キャストが連日動画で登場している。五輪に沸いた東京から徐々に150年前の江戸へと切り替わっていく。

(NHK担当・浦本将樹)

※数字はビデオリサーチ調べ、関東地区

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