世界22か国でトップ10入り 新人歌手・eillが国内外でブレイクの兆し

スポーツ報知
インタビューに応じたeill

 4月にメジャーデビューしたシンガー・ソングライターのeill(エイル、23)が、国内外でブレイクの兆しを見せている。

 デビュー曲「ここで息をして」は、アニメ「東京リベンジャーズ」のエンディング主題歌に起用され、AppleMusic J―Popランキング世界22か国でトップ10入り。総再生回数3000万回を超え、そのうち4割が海外で聴かれた。You Tubeのコメント欄やSNSのDMに様々な言語が飛び交う状況だ。

 eillは「アラブ語や何語かさえ分からないコメントなど、今までにない反響をいただきました。私自身、ジャンルレスに楽曲を聴き、自分の楽曲もそうなってほしいと思っていたので、海外の方にも聴いていただけることはうれしいです」と笑みをこぼした。

 趣味はアニメ鑑賞のeill。好きな作品のアニメの主題歌を自分なりに制作して楽しむなど、アニメソングへの憧れは人一倍強かった。初めてのアニメソングは、「作品の中で1番寄り添えた」というヒロイン・橘日向目線で歌詞をしたためた。エンディングの絵コンテを見た時を振り返り「鳥肌がたちました。絵コンテってこうやってできるんだって貴重な経験になりました」と目を輝かせた。

 病弱だったという幼少期を支えたのは、MDで聴いていたJ―POP。米レコードレーベル「モータウン」の60~70年代の楽曲にも魅了された。「私のミューズ」と尊敬してやまないのは、世界的歌姫・ビヨンセ(39)だという。ライブ前にはビヨンセの映像を見ながら「ビヨンセになるぞ!」と気持ちを高めるほどだ。

 「思いが込められたバラードはもちろん、それとは別に楽しく作ったんだろうなという楽曲もある。何も恐れずに突き進んでいくスタイルがかっこいいです」。

 作詞作曲の原点は、15歳でK‐POPアイドルを目指したこと。少女時代やKARAに憧れ、独学で作詞作曲やダンスを学び、渡韓。NiziUなどを輩出した「JYPエンターテインメント」など、韓国の芸能事務所のオーディションを受けた。

 K―POPアイドルの夢は破れたが、アーティストとしての才能は開花した。高校1年生にしてライブハウスに「ここで歌わせてください」と直談判。月9本のライブを行い、経験を積んだ。NEWSや韓国の女性グループ「EXID」に楽曲を提供するなど、楽曲制作の多彩さも光る。

 「ここで息をして」に続き、6月発売の「hikari」がフジテレビ系「ナイト・ドクター」(月曜・後9時)のオリジナルナンバーに起用された。11日には、新曲「花のように」を配信リリース。「悩んだり、自信がなくなる時に、私の曲を聞くだけで前に突き進める、そんな強くなる香水みたいになれたら、という思いを胸に置いて曲を作っています」と意気込む。

 芸名の由来となった北欧神話に登場する癒やしの女神「エイル」のように、傷ついた人に寄り添いながら、ビヨンセも立った米最大級の野外フェス「コーチェラ」への出演を目標に突き進む。(水野 佑紀)

 〇…eillは、映画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」(9月8日公開)の主題歌として、竹内まりや(66)の代表曲「プラスティック・ラブ」をカバーした。「今聴いても新しいと思う要素が多い楽曲。特に私は女心が詰め込まれている歌詞が好きです」とコメント。竹内からは「いい声だね」、竹内の夫・山下達郎(68)からも「聞きましたよ」と声を掛けられたという。

 ◆eill(エイル) 1998年6月17日、東京都生まれ。23歳。18年6月にシングル「MAKUAKE」でインディーズデビュー。19年11月に発売した初アルバム収録曲の「SPOTLIGHT」がラジオ・オンエアチャート2週連続1位を獲得した。今年4月「ここで息をして」でメジャーデビュー。好きなアニメ作品は「干物妹!うまるちゃん」。血液型A。

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