【甲子園】日大山形が8年ぶりの勝利 2番手・滝口が9回無死満塁から3者連続三振の好救援

スポーツ報知
初戦突破し、タオルを掲げて校歌斉唱する日大山形の応援団

◆第103回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 日大山形4―1米子東(10日・甲子園)

 最後の打者のバットが空を切ると、力強くグラブをたたき、雄たけびを上げた。2番手右腕・滝口琉偉(るい、3年)は3点リードで迎えた9回無死満塁のピンチでマウンドを託されると、力強い投球で3者連続三振を奪い、試合を締めた。「変化球と真っすぐで、どんどん押せていたのでよかったです」。緊張感あふれるマウンドでも、剛腕がうなった。

 チームの窮地を救った。長打が出れば一気に同点という場面でも、まったくひるまなかった。「自分が抑えるっていう強い気持ちで上がりました。すごく投げやすい球場でした」と、直球は自己最速を1キロ更新する147キロをマーク。荒木準也監督(49)も「ああいう場面で上がって抑えてくれるのが滝口だと思っている。マウンドに上がった方が集中力を発揮できる選手。よく投げてくれた」とリリーフエースの好救援をねぎらった。

 夢の舞台への気持ちを胸に戦ってきた。昨年の12月に右肘を手術。3月からボールを握れるようになるまでは体幹トレーニングや走り込みに力を入れ「自分の体を見直すいい期間になった」と言う。4月からは短いイニングで登板を始め、山形大会では決勝戦も滝口が試合を締め、復活を遂げた。

 チームは13年以来となる、甲子園での勝利を飾った。8年前は準決勝で前橋育英(群馬)に敗れ、全国制覇を逃している。「甲子園では150キロを出したいって思いはあります」。チームを勝利へと導いた男が、自分自身を、そして8年前の歴史を超えてみせる。

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