横浜FM17年ぶりの8連勝はならず…「最後の質が欠けてしまった」シュート23本も清水に2―2

スポーツ報知
激しく争う横浜FMと清水

◆明治安田生命J1リーグ ▽第23節 清水2―2横浜FM(9日・アイスタ)

 横浜FMは敵地で清水と2―2で引き分けた。前半4分、セットプレーから押し込まれ失点。同39分に、MFマルコスジュニオールがFW仲川輝人の折り返しから2戦連発となる今季5ゴール目を挙げ同点に。後半2分にはエウベルの右足シュートで一時は逆転に成功したものの、同15分にカウンターから同点弾を献上。ここまで7連勝を収めていたが、2004年以来、17年ぶりの同一シーズン8連勝を飾ることはできなかった。

 攻めの姿勢を貫き、一瞬のスキを突かれた。マスカット新監督も「2―1の状況で逃げ切ろうとか、そういう戦い方ではない」と目指すべきスタイルは一切変えず。しかし、全節フル出場だったDFチアゴマルチンスの出場停止もあり、守備面でやや安定さを欠いた部分を相手は逃さず、今季4度目の複数失点を喫した。 エウベルは2戦連発を「日々の練習の努力のおかげ」と喜びつつも「勝利に結びつかなかった」と表情は厳しかった。守備での反省点を受け止めると同時に、シュート23本の猛攻にも3点目を仕留めることができず、指揮官は「正直フラストレーションがたまった試合。特に最後の質の高さが欠けてしまった」と話した。だが新監督就任後も、DF陣含めて最後まで果敢に仕掛ける戦いぶりは継承されていた。

 東京五輪を戦い終えたばかりの前田大然も後半13分からピッチへ。得点には至らなかったが、左サイドからドリブル突破で好機をつくるなど躍動した。「負けてはない」と勝ち点1に悲観的になることはない。1トップに入った新加入のFW杉本健勇との連係についても「僕も(フィットするまで)時間はかかったので、試合をやればやるほど良くなっていく」と前向き。試合後にはポジショニングなどの改善点を細かく伝えた。大舞台を経験したストライカーは、「オリンピックに行って変わったところを見せたい」と残るシーズンへ決意を新たにした。

 ポステコグルー監督、暫定監督を務めた松永英機アシスタントコーチ、そしてマスカット新監督。3人の指揮官がバトンをつないで白星を積み重ねた。首位を追いかける2位のチームにとって、手痛い足踏みであることは間違いない。しかし夏場の連戦は続く。前田は「マリノスは優勝できる位置にいる。その力になりたい」と力を込めた。中2日で迎えるのはホーム・名古屋戦。再び勝ち星をつかむために、勢いを止めることはない。

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