ラストレース大迫傑が6位「100点満点」日本勢9年ぶりの入賞で有終の美飾る 金メダルはキプチョゲ

スポーツ報知
マラソン男子 大通公園を周回する大迫傑(カメラ・石田 順平)

◆東京五輪 陸上 男子マラソン(8日、札幌大通公園発着)

 東京五輪をラストレースと表明して挑んだ日本の大迫傑(ナイキ)は2時間10分40秒で6位入賞を果たした。

 大迫は35キロ地点を先頭のエリウド・キプチョゲ(ケニア)から51秒差、3位から24秒差の8位で通過。その後、銀メダルと銅メダルを争う2位集団を必死に追って、40キロ地点を2位集団と18秒差の6位で通過した。マラソン人生最後の42・195キロを激走し、6位でゴールに飛び込んだ。2大会連続で金メダルを獲得したキプチョゲと2分3秒差。銅メダルのバシル・アブディ(ベルギー)とは41秒差だった。

 大迫は1992年バルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一以来、29年ぶりのメダル獲得はならなかったが、2012年ロンドン五輪で6位となった中本健太郎以来、9年ぶりの入賞を果たし、有終の美を飾った。

 クールな大迫はゴール後に男泣き。「前を追ったが、縮まらず、6位で粘り切ろうと思った。次の世代は6位からメダル争いに絡めると思う」と汗と涙をタオルで覆いながら、感慨深く話した。ここまでの競技人生については「100点満点の頑張りができた」と言い切った。

 前回のリオ五輪金メダルで、世界記録(2時間1分39秒)保持者、非公認では1時間59分40秒を記録したキプチョゲが2時間8分38秒で(タイムはいずれも速報値)で圧勝。2大会連続の金メダルを獲得した。アブディ・ナゲーエ(オランダ)が1分20秒差で銀メダル。さらに2秒差でアブディが続いた。

 MGCで優勝した中村匠吾(富士通)は約3・5キロで先頭集団から遅れ、2時間22分23秒で62位だった。

 MGC2位の服部勇馬(トヨタ自動車)は20キロを過ぎて先頭集団から遅れ始めた後、大幅にペースダウン。2時間30分8秒の73位でゴールにたどり着いた。

 ◆大迫 傑(おおさこ・すぐる)1991年5月23日、東京・町田市生まれ。30歳。長野・佐久長聖高から早大進学。15年に米国へ拠点を移し、プロに転向。16年リオ五輪5000メートルと1万メートル代表。18年10月のシカゴで2時間5分50秒の日本新記録(当時)を樹立。20年東京マラソンで再びの更新となる2時間5分29秒をマーク。自己記録の3000メートル7分40秒09と5000メートル13分8秒40も日本記録。家族は妻と2女。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請