【プチ鹿島の本音】 東京五輪でも「逃」が気になった 

スポーツ報知
プチ鹿島

 今年の上半期の漢字は「逃」ではないか?と野球面のコラム「仙ペン」が書いていました(6月11日)。

 年明けの箱根駅伝では創価大が「大逃げ」、星野源さんと新垣結衣さんの「逃げ恥婚」、ニシキヘビが「逃走」。動物がいろいろ逃げていてセ・リーグでは虎が…というオチ。秀逸でした。

 ただ気がつけばニシキヘビも虎も意外に近くにいたのが現状です。ついでに言えば、いなくなったと思っていた森喜朗さんの名誉最高顧問(組織委)就任という「目撃情報」は一体何だったのだろう。五輪開幕前に報道されました。やはり今でも橋本聖子さんの近くに潜んでいるのかもしれません。すいません、ニシキヘビと一緒にしてしまいました。

 東京五輪といえば、やはり「逃」が気になりました。ウガンダの重量挙げ選手の失踪騒動とベラルーシの陸上選手の亡命です。この「逃」は深刻です。

 ウガンダの選手は「生活が厳しい国には戻らない。日本で仕事をしたい」と置き手紙を残していました。そのあと保護されて帰国しましたが、私が考えてしまったのは、もし日本に残ったとしても理想通りの国に思えたかどうかという点です。日本の難民認定率の低さや入管問題、技能実習制度の問題点などを連日ニュースで目にします。海外から来た人にとって良い環境なのかどうか、五輪であらためて考えました。問題が可視化された大会だったのかも。

 ベラルーシの件は大統領にも驚きました。抗議デモを弾圧しまくっていた人物で、五輪チームに対し「ハングリー精神が足りない」などと不満を表明していた。政治利用したいのでしょうが、選手はどんな気分だったでしょう。名古屋では選手の金メダルを市長が噛(か)みました。うわー、五輪を利用しようとする権力者たちからみんな「逃」げてー!(時事芸人)

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