【侍ジャパン】悲願の金!高木豊さんが徹底解説「楽な試合は1つもない中で、素晴らしい5連勝」

スポーツ報知
金メダルを獲得し歓喜の侍ジャパン・ナインたち (カメラ・竜田 卓)

◆東京五輪 野球 決勝 試合終了 日本2―0米国 (7日・横浜スタジアム)

7日、野球日本代表「侍ジャパン」が決勝戦に臨み、米国を破って悲願の金メダルを手にした。

スポーツ報知評論家の高木豊さんがこの試合のポイントを徹底解説する。

【日本】

1(指)山田 2(遊)坂本 3(左)吉田正 4(右)鈴木誠 5(一)浅村 6(中)柳田 7(二)菊池涼 8(三)村上 9(捕)甲斐 先発 森下

 【米国】

1(二)アルバレス 2(指)オースティン 3(一)カサス 4(三)フレージャー 5(右)フィリア 6(左)ウエストブルック 7(捕)コロズバリ 8(遊)アレン 9(中)ロペス 先発 マルティネス

高木POINT

両先発の立ち上がりが最初のポイント。1回、2回は要注意ですね。オースティンはもちろんだが、右の森下が先発というところで、3番カサス、5番フィリアという左打者に打たれないように気をつけて欲しい。特にカサスは一発の怖さがあるからね。打線には何とか先手必勝でいって欲しい。相手の焦りを引き出せれば勝てる確率はグッと高くなる。マルティネスの立ち上がりが悪かった場合、鈴木誠、浅村あたりに回ってくることになるが、4日の韓国戦は2人ともノーヒット。復調していることに期待したい。ここまで来たら、何としても金メダル。とにかく応援するしかないね

◇1回(両軍0)

【米】アルバレス遊飛、オースティン遊ゴロ、カサス投ゴロ

高木POINT

初回は森下が3者凡退。硬さはあったけど、多彩な投手なのでコントロールうんぬんよりも、相手のタイミングを外していたところがよかった。2回以降は硬さも取れて、彼らしいピッチングがもっと出てくるんじゃないかな

【日】山田左前安打、坂本中飛、吉田正の一直で山田戻れず併殺

高木POINT

初回先頭の山田が相性の良いマルティネスからヒット。坂本が送るという選択もあったかもしれませんが、堅くいかず伸び伸びといこうということでしょうね。ただ、日本もだいぶ硬いですね。あのぐらいのクイックなら、山田の足なら走ってもいいかなと思いましたけど。お互いに、まだまだ硬いですね。まずは早く、硬さを取って欲しいですね

◇2回(両軍0)

【米】フレージャー右飛、フィリア右前安打、ウエストブルック、コロズバリともに中飛

【日】鈴木誠二飛、浅村、柳田ともに三振

 ◇3回(米0、日1)

【米】アレン、ロペスともに三振、アルバレス右前安打、オースティン三振

【日】菊池涼三ゴロ、村上左中間1号本塁打、甲斐一ゴロ、山田三振

高木POINT

村上が1人で先制できたのは大きいし、ベンチの勢いも増すでしょう。全く打てる感じがなかったけど、追い込まれてあのチェンジアップを左中間スタンドまで持っていったのは、やや浮いたとはいえ村上を褒めるしかないでしょうね。この1点は本当に大きい。森下も落ち着いてきたし、点を取った次の回、4回を抑えたら試合をかなり有利に進められると思いますね

◇4回(両軍0)

【米】カサス三振、フレージャー、フィリアともに遊ゴロ

【日】坂本二ゴロ、吉田正遊撃内野安打、鈴木誠の中前安打で吉田正二進、浅村四球で満塁、柳田の三ゴロで吉田正本塁封殺、なお満塁、菊池涼三振

◇5回(両軍0)

【米】ウエストブルック二ゴロ、コロズバリ三振、アレン右前安打、ロペス死球でアレン二進、アルバレス遊ゴロ

【日】村上、甲斐、山田三者連続三振

高木POINT

日本は5回2死一、二塁のピンチを森下がよくしのいだ。2死から8、9番を安打、死球で出し、一番嫌な形で上位に回してしまった。それでもフルカウントから、外角低めへの直球。そこまでカーブが多かったが、甲斐がうまくリードし、本当に集中して遊ゴロに仕留めてくれた。こうなってくると難しいのは代えどき。稲葉監督には迷わず決断して欲しいね

◇6回(両軍0)

【米】(投手千賀)オースティン四球、カサス中飛、フレージャー三振、フィリア死球でオースティン二進、ウエストブルック捕邪飛

高木POINT

稲葉監督は継投を決断してきたね。6回からマウンドに上がった千賀は、ピンチを招きながらもゼロに抑えた。先発が5回まで無失点に抑えて、千賀の調子どうこうよりも入りにくかったと思う。慎重になりすぎるというかね。それでも、いつもバッテリーを組んでる甲斐の安心感もあっただろうね。抑えられてよかった。ここから救援陣の踏ん張りが必要になってくると思うが、各イニングの先頭を出さないように、特に気をつけて欲しいね

【日】坂本右飛、吉田正遊ゴロ、鈴木誠右前安打、浅村のとき鈴木誠二盗失敗

◇7回(両軍0)

【米】(投手伊藤)コロズバリ中飛、アレン左中間二塁打、ロペスの二ゴロでアレン三進、アルバレス一ゴロ

【日】(投手R・ライアン)浅村右中間二塁打(代走源田)、柳田三ゴロ、菊池涼の遊ゴロで源田三進、村上申告敬遠、甲斐のとき村上二盗、甲斐三振

高木POINT

日本は7回無死二塁のチャンスを生かせなかった。これだけチャンスをつぶしてると、怖くなってきますね。ただもう決勝なので、切り替えていって欲しい。この1点を守ろうと、気持ちが引くとよくない。守るんだけど、気持ち的には攻めの姿勢が欲しいですね

 ◇8回(米0、日1)

【米】(一塁村上、三塁源田)オースティン左前安打、(投手岩崎)カサス三振、フレージャー遊飛、フィリアの三ゴロでオースティン二封

【日】(投手マクガフ)山田右前安打、坂本の投前バントで山田二進、吉田正の中前安打で山田三進、中堅ロペスの本塁悪送球で山田生還、吉田正二進、鈴木誠四球、源田の投前バントで吉田正三進、鈴木誠二進、柳田三飛

高木POINT

8回についに追加点。これはメチャメチャでかいですね。ずっと日本が押している中で、ピッチャーがよくしのいできた。8回も先頭を出したところで投入された岩崎が、しっかり左打者を抑えた。流れを持ってきましたね。さあ、あと1回。しっかり守りましょう

◇9回(米0、日X)

【米】(投手栗林)ウエストブルック三振、コロズバリ左飛、アレン右翼線安打、ロペスの二ゴロでアレン二封

高木POINT

よし、勝った! みんなが本当によく頑張ってくれたね。楽な試合は1つもない中で、素晴らしい5連勝。おめでとう! ありがとう! いやー、最高だね!

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