向田真優の金メダルは攻め続けた勇気を感じた…米満達弘氏が解説

スポーツ報知
女子53キロ級決勝で勝利し、金メダルを獲得した向田真優(左)(カメラ・相川 和寛)

◆東京五輪 レスリング女子53キロ級決勝(6日・幕張メッセ)

 女子53キロ級決勝は初出場の向田真優(24)=ジェイテクト=がホウ・セイギョク(中国)に5―4で逆転勝ちし、金メダルを獲得した。五輪3連覇の吉田沙保里が前回のリオ大会で銀メダルに終わった階級で覇権を奪回した。

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 最後の得点の場面は、向田選手の勇気を感じた。あのまま同点でも、最終ポイントを取っているため勝利となるので、守るという選択肢もあったはずだ。だが、攻めるということを選んだ。そしてタックルにいったところで、逆にバックに回られそうになった。しかし、最後まで手を離さず、バックを取られることを防ぎながら、場外に押し出し、決定的な1点を奪った。リスクを負いながら攻める姿勢が、得点につながった。

 先に4点を取られながら、全く慌てなかった試合運びも素晴らしかった。第2Pに入ってからの2度の片足タックルは、速かった。精度が非常に高く、とても低い姿勢から滑るように入るタックルは、向田選手ならではのもので、相手はなかなか防げないと思う。パリ五輪も連覇を目指せる決勝までの安定した戦いだった。(12年ロンドン五輪フリー66キロ級金メダリスト・米満達弘)

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