向田真優、泣き虫だった小学生時代…恩師への手紙で「金メダル」予言

スポーツ報知
向田真優がJOCエリートアカデミー入校前に恩師にあてた手紙

◆東京五輪 レスリング女子53キロ級決勝(6日・幕張メッセ)

 女子53キロ級決勝は初出場の向田真優(24)=ジェイテクト=が倩玉(ホウ・セイギョク、中国)に5―4で逆転勝ちし、金メダルを獲得した。専属コーチで婚約者の志土地翔大(しどち・しょうた)氏(34)との二人三脚で臨んだ初五輪で、愛の力が勝利を呼んだ。五輪3連覇の吉田沙保里が前回のリオ大会で銀メダルに終わった階級で覇権を奪回した。

 向田がレスリングを始めた四日市ジュニアレスリングクラブには、額に入った一枚の桜色の紙が飾られている。12歳のとき、親元を離れて東京のJOCエリートアカデミーに入校することを決めた。子供の頃から書くことが好きだった向田は、恩師の宇野勝彦監督(69)に誓いの言葉を残した。

 手紙は「目標 オリンピックで金メダルを取ること」で始まる。「いつも泣いてばっかりの私を道場で待っていてくれたのは宇野先生でした。今までどんなにつらくて苦しい練習も、宇野先生のおかげでがんばる事が出来ました」と感謝の気持ちを伝えている。「四月からアカデミーに行きますが、目標に向かって、一生懸命がんばります」と締められている。

 宇野監督は「よう泣いていた」と当時を懐かしそうに振り返る。素質はすぐに見抜いた。「なかなか倒れない。持って生まれたもんやなあって。教えたからって上手になるものじゃない。体幹とハートがしっかりしていた」。入り口のらせん階段につかまり練習に行くのを嫌がっていた向田が、五輪メダリストになった。「宝物ですよ」。いとおしそうに手紙を見つめた。(高木 恵)

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