リレー侍はバトンつなげずメダル逃す 多田修平と山県亮太が受け渡し失敗「勝負にいった結果です」

スポーツ報知
1走・多田修平(右)と2走・山県亮太がバトン受け渡し失敗(カメラ・竜田 卓)

◆東京五輪 陸上男子400Mリレー決勝(6日・国立競技場)

 男子400メートルリレー決勝で、日本(多田修平、山県亮太、桐生祥秀、小池祐貴)が多田と山県の間でバトンをつなげず、メダルを逃した。2000年シドニー五輪以降、6大会連続での決勝進出。前回リオ五輪では銀メダルを手にした“リレー侍”は自国開催の大会ではメダルを獲得することはできなかった。

 第1走の多田、第2走の山県、アンカー第4走の小池は今大会100メートルでいずれも予選敗退。100メートル出場者が全員初戦で姿を消すのは、1976年モントリオール大会以来、45年ぶりの屈辱だった。第3走の桐生は6月の日本選手権で5位に終わり、100メートル五輪代表から漏れた。その4人で臨んだ400メートルリレー予選では第1組で38秒16の3着。決勝に進出した8チームで最も遅いタイムだった。

 レース後のコメントは以下の通り。

 多田「原因は分からないけど、また、見直して改善していきたい」

 山県「しっかり目標を達成するために、攻めのバトンをやっていこうと勝負にいった結果です」

 桐生「攻めてこうなった結果です。個人でも世界と離されていたので、結果は分かっているんですけど、リレーはこのぐらい攻めて行かなければ…。バトンは渡らなかったけど、東京オリンピックを目指してきた」

 小池「優勝を目指して行くには、攻めたバトンでつなげば行けると思って決勝に臨んだ。その結果なので、仕方ないところもあると思う。これを無駄にしないように、これからも攻めて行って、いつかは金メダルを達成できるように頑張りたい」

 ◆多田 修平(ただ・しゅうへい)1996年6月24日、東大阪市生まれ。25歳。住友電工所属。石切中で陸上競技を始める。大阪桐蔭高3年時に全国高校総体100メートル6位。関学大3年時の17年6月、日本学生個人選手権で追い風参考ながら9秒94をマーク。同8月ロンドン世界陸上では400メートルリレーで銅メダル獲得に貢献。今年6月の日本選手権で100メートル初優勝。100メートルの自己ベスト記録は10秒01。176センチ、66キロ。

 ◆山県 亮太(やまがた・りょうた)1992年6月10日、広島市生まれ。29歳。セイコー所属。鈴が峰小4年から陸上を始め、広島・修道高時代の2009年世界ユース選手権100メートル4位。11年に慶大に入学し、15年に卒業。18年アジア大会100メートル銅メダル、400メートルリレー金メダル。今年6月の布勢スプリントで9秒95の日本新記録を樹立。五輪は12年ロンドン、16年リオに続き3大会連続出場。リオ五輪では400メートルリレー銀メダル。今大会は日本選手団主将を務める。177センチ、74キロ。

 ◆桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)1995年12月15日、滋賀・彦根市生まれ。25歳。日本生命所属。彦根南中1年で陸上を始める。京都・洛南高3年時の2013年、織田記念100メートルで当時の日本歴代2位となる10秒01をマークして脚光を浴びる。14年に東洋大へ進み、土江寛裕コーチに師事。17年9月、日本学生選手権100メートルで日本人初の9秒台となる9秒98の日本記録(当時)をマークした。18年に東洋大を卒業後も土江コーチの指導を仰いでいる。176センチ、70キロ。

 ◆小池 祐貴(こいけ・ゆうき)1995年5月13日、北海道・小樽市生まれ。26歳。住友電工所属。中学までは野球に熱中し、立命館慶祥高入学後から本格的に陸上を始める。2014年に慶大に入学。山県は3学年先輩。18年に卒業。200メートルで18年ジャカルタ・アジア大会優勝。100メートルは19年7月に9秒98をマーク。19年世界選手権は400メートルリレーを含め4種目出場。今年6月の日本選手権で100メートル4位、200メートル優勝。173センチ、74キロ。

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