メダル破損なら交換可能、過去には湯元進一が根元から折れて交換…紛失や盗難もあったメダル絡み“事件簿”

スポーツ報知
12年ロンドン五輪のレスリング男子、湯元進一の銅メダルは根元からぽっきり折れたが、後に交換することができた

 名古屋市の河村たかし市長(72)がソフトボール日本代表・後藤希友選手(20)の金メダルをかんだ問題について、交換の対象になるか物議を醸している。過去には2012年ロンドン五輪レスリング男子フリースタイル55キロ級銅メダルの湯元進一さんが、獲得したメダルが破損し、新品と交換されたことがあった。

 意図的ではないため、国際オリンピック委員会(IOC)が交換に応じ、新品になって戻ってきた例があった。湯元さんの場合は思わぬアクシデントに遭っていた。ロンドン五輪のメダルは、直径8・5センチで重さは約400グラムと夏季五輪史上で最も重量があり、そのメダルの根元がポッキリ折れ、携帯電話に保存した画像を見せながら「笑えなかった」と当時、状況を説明していた。

 「帰国後、いろんなところで報告会をしてメダルをかけたり、触ってもらったりしているうちに取れちゃったみたいで。自分の首にメダルをかけたら『あれ? やけに軽いな…』と。そしたら、目の前をコロコロと転がっていったんです」

 湯元さんが言うには“金属疲労”で壊れ、当時は瞬間接着剤で応急処置し、五輪後のメダル獲得報告会を乗り切った。

 メダルが破損した場合、IOCでは意図的でない場合は交換に応じるという情報を得て、日本オリンピック委員会(JOC)に相談。JOCを通じ、IOCから新品のメダルと交換してもらっていた。

 ◆主な珍メダル事件

 ▼一時紛失 88年10月、ソウル五輪レスリング男子フリー48キロ級金の小林孝至さんが上野駅構内の公衆電話にメダルを入れたバッグを置き忘れ。2日後に戻った。00年10月にはシドニー五輪柔道男子100キロ級金の井上康生さんがメダルを入れたかばんを日本武道館内に置き忘れ、後日、戻った。

 ▼盗難 10年3月、64年東京五輪体操金の遠藤幸雄さんを通じて秩父宮記念スポーツ博物館に寄贈された1896年アテネの第1回近代五輪優勝メダルが何者かに持ち出され、同館が警視庁四谷署に盗難届を提出。いまだ戻ってきていない。

 ▼盗難騒ぎ 12年ロンドン五輪ボクシング男子バンタム級銅メダリストの清水聡は13年3月に東京体育館でのイベント後、バッグに入れたはずのメダルが行方不明に。原宿署に盗難の被害届を提出した。ところが、3年後の16年に、引っ越しの荷造りをした際、衣装ケースの中から発見。その翌日に盗難届を取り下げ、東京体育館に足を運び謝罪。

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