“ポスト吉田沙保里”向田真優「金メダルを取って、志土地コーチの首にかけたい」婚約者と愛の力で頂点へ

スポーツ報知
笑顔で手を振る向田真優(カメラ・相川 和寛)

◆東京五輪 レスリング女子53キロ級(5日・幕張メッセAホール)

 女子53キロ級で初出場の向田真優(24)=ジェイテクト=は準決勝でモンゴル選手を6―3で下し、6日の決勝に進んだ。五輪3連覇の吉田沙保里が長年けん引してきた同階級で、2004年アテネ大会から5大会連続のメダルを確定させた。

 危なげなく、向田が決勝進出を決めた。「この五輪のために練習してきた。その気持ちを最後まで切らさずに戦えた」。第2ピリオド(P)は積極性が光った。残り2分を切ったところで低空タックルをしかけ、点差を広げた。19年世界選手権銅メダルのボロルトゥヤに完勝した。

 初五輪を最愛のパートナーと戦っている。専属コーチで婚約者の志土地翔大(しどち・しょうた)氏(34)がセコンドについた。第1P終了時に「ここで勝たないと次ないよ。悔いが残るよ」と言われて火がついた。

 以前は減量に苦しむことが多かった。1年かけて肉体改造に取り組み、代謝を上げた成果を感じている。今回は1か月かけて徐々に絞った。「最後の最後まで食べながら落とせた」。スタミナを削られることなく試合を重ねることが出来ている。

 前回のリオデジャネイロ五輪決勝で吉田沙保里が敗れた53キロ級。リオ五輪は練習パートナーとして帯同した。同じ三重出身の大先輩の後継者として、目指すは金メダルのみ。「金メダルを取って、志土地コーチの首にかけられるように頑張りたい」。愛の力で頂点まで駆ける。(高木 恵)

 ◆向田 真優(むかいだ・まゆ)1997年6月22日、三重・四日市市生まれ。24歳。東京・安部学院高―至学館大卒。母と姉の影響で空手を習い始め、ブラジリアン柔術をしていた父の勧めで5歳でレスリングに転向。小学6年で全国少年少女選手権大会で4連覇を達成し、中学からJOCエリートアカデミーで腕を磨いた。五輪階級での世界選手権は2017年53キロ級で銀メダル。マスカットが好物で、試合後のご褒美にすることも。家族は両親と姉、弟。157センチ。

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