卓球女子団体銀 3大会連続メダルの石川佳純「自分をほめてもいいかな」

スポーツ報知
銀メダルを獲得し、スタンドにあいさつする(左から)平野美宇、石川佳純、伊藤美誠

◆東京五輪 卓球女子団体決勝 中国3―0日本(5日、東京体育館)

 石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)で臨んだ日本は、3連覇中の中国に敗れ銀メダルとなった。メダルは12年ロンドン大会の銀、16年リオデジャネイロ大会の銅に続く3大会連続。打倒中国の夢はお預けとなった。以下、会見での主な一問一答。

 ―5年前と比べての中国の強さは。

 伊藤「まずは決勝の舞台に立てて、中国人選手と戦えたことがうれしい。何度か対戦したことがある選手と対戦して、シングルスの時は相手に流れをもっていかれたり、私らしいプレーを出すことができなかった。団体戦の時は少しでもそれを、自分のペースにもっていかせたいと思っていて。それをもっていかせることはできた。シングルスより楽しくできた」

 石川「中国選手と五輪で初めて対戦した08年ロンドン大会は、準決勝に勝つことが目標で、決勝で勝つ準備はできていなかった。でも東京に向けて決勝でダブルスを絶対とる、という気持ちでやってきた。5年前と意識も変わったし、自分への期待、やれる、やりたい、という気持ちは12年と大きく変わっている。チームメートも本当に心強い。目標も高くなった」

 平野「5年前のリオ大会を現地で見ていて、中国選手に勝ちたいという目標をもって5年間やってきた。最初の1年で中国選手に何回か勝つことがあって、その後なかなか勝てなくて、やっぱり連続して勝つのは難しい、大変だと感じるし、もっと、何回も何回も勝てる選手になりたいという目標が今回、できました」

―メダルの重みや価値をどうとらえているか。

 伊藤「3種目メダルを取れたことはうれしい気持ちもあるが、悔しい気持ちの方が本当に強い。勝って終わりたかった。でも最後は楽しめたので、そこはすごくよかった。中国選手以外に負けたなかったのは自信になるけど、やっぱり中国選手に勝ちたいって気持ちはすごく強い。これからもそこはずっと変わらないし、中国選手に日本選手が勝つっていう目標を、どんどん現実にしていきたい、という強い思い」

 石川「12年(ロンドン五輪で)初めてメダルを取れてから約10年たった。今日の結果は残念でだったが、10年間、トップレベルで続けてこられたことは自分をほめてもいいかな、と思う。特にリオからの5年はすごく厳しい道のりで、サポートしてくれた人には感謝しかないし、成長できてるのかなと思えている。頑張り続けたことがすごくうれしい」

 平野「小さい頃からずっと目指していた東京五輪に出場できて、しあわせでうれしいと思った。リオからの5年は東京への選考レースでいい時も悪い時もあって、いろんな方に支えてもらったてここに来られたと思う。試合をしていてすごく楽しかったし、試合を楽しんだり、幸せだなと思えたのがすごく久しぶり。銀で少し悔しいけど、卓球を楽しめたことはすごくよかったです」

 ―試合を振り返って。

 石川「スタートがすごく良くて、自分たちが色々話し合った通りにできて、強気で攻めていけた。2ゲーム目も悪くはなかったんですけど、序盤にリードされて少し苦しくなった。やはり3ゲーム目、6―6、7―7で大きなラリーを取れなくて、少しレシーブがうまくいかなくなって、そこから相手に甘くなったところを狙われる場面が多くなった。最後のゲームも7―8までいったが、あと1本が取れなくて。ちょっと甘くなったところを相手に打たれた」

 伊藤「シングルスの時は私自身の卓球ができなくて、団体戦で(孫と)当たるとなった時にシングルスの時は回り込んだ時に同じコースにしてしまったので、いろんなコースに打ちたいと思った。全体的にはすごく良かったと思う。レシーブが少しうまくいかなかったり、浮いてしまった。台上の技術だったり、ちょっとしたところで相手にペースをもっていかれたというのはある。ただ、そこでも我慢して、少しでも、1点でも、1ゲームでも多くとるという、コツコツ我慢をしたプレー、そして思い切ったプレーはできた。最後まで動けてよかったです(笑い)」

 平野「ダブルスは石川さんと練習たくさんしてきたことが出せた場面が多かった。でも中国は1本多く返ってきて、最後の1本が遠く感じた。シングルスは自分の準決勝まで通用していたプレーが通用しなくなったり、1本多く返ってきて、しかもその1本がすごく質が高くて、普通に返してくれることが全然なかった。自分も調節がすごく難しくて、最後まで相手の強さに圧倒された」

―歴史をつないだことについての思い。パリへの決意。

 石川「3大会、こうして日本代表として戦って、日本のレベルが上がっているのを感じているし、その中で自分もプレーできたことはうれしかった。先輩と初めてとったメダルから、自分自身10年卓球を頑張ってきて、本当に強い後輩、素晴らしい先輩とも団体、ダブルスを組めたことを幸せに感じる。これからのことは何も考えてない。東京まででいっぱいいっぱいだった」

 伊藤「やはり中国人選手に負けて終われない気持ちが強い。勝って終わりたいので。東京で勝ちたい気持ちはやっぱり強かった。でも本当に、正直、どの選手よりも1番練習を頑張ってきた選手だと心から思える。だからこそ、自信をもってメダルを取れたと言えるし、中国選手以外に負けなかった、混合複では中国選手に勝てて、東京のために頑張ってきてよかったなと思う。まずは自分を1回落ち着かせてというか、ゆっくりさせてあげたい、というのはすごくある。これからも自分のやりたいことをやって、自分の道を進みたいとすごく感じる。まずは気持ちを整理させて、休ませて、また入りたい時に入りたいなって感じ。なので自分のペースでやっていきたい」

 平野「まずは東京五輪までのことを考えてやってきたので、今すぐに次どうしたいと言うことはできない。最近の1、2年、3年くらいは、本当に正直、卓球があまり好きじゃなくて、東京終わったらもう、やりたくないなってすごく思っていた。今回こうして戦えて、すごく楽しくて、まだまだ卓球をやりたいと最近は思えるようになってきた。今はこれからも頑張りたい気持ちが大きい。支えてくれる方がいたから続けられた。続けてきてよかったなと思う」

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