【侍ジャパン】藤川球児氏、悲願の金メダルへ強打の米国封じのカギは? キーマンは伊藤大海と千賀滉大

スポーツ報知
千賀滉大

 スポーツ報知評論家で08年北京五輪日本代表の藤川球児氏(41)が5日、野球日本代表「侍ジャパン」の7日の決勝・米国戦(横浜)のポイントを挙げた。強打の米国打者に対して内角を突く必要性を説き、リリーフの日本ハム・伊藤大海投手(23)とソフトバンク・千賀滉大投手(28)をキーマンに列挙。打線は1番・山田、2番・坂本の「ヤマサカ」コンビのけん引に期待を寄せた。

 決勝の相手となる米国には2日の準々決勝でサヨナラ勝ちを収めているとはいえ、手強いチームに変わりない。侍ジャパンの投手陣はオースティンだけでなく、前回対戦で一発を浴びた主軸のカサスら警戒すべき打者が多い。2日の試合では、田中―梅野のバッテリーは右打者に外角スライダーを軸としていたが、そのボールに踏み込んできた時にどう対処するか。決勝の先発が見込まれる森下は本塁打が出やすい球場という難しさがあるものの、要所で内角を突くことが求められる。

 リリーフ勢のキーマンには伊藤と千賀を挙げたい。伊藤は直球が速く、軌道がいい。腕の使い方が縦振りのため、スライダーも縦に変化する。そこにフォークを織り交ぜた球種のバランスがとれている。国際大会は自分の能力を発揮することが重要で、若さがもたらす思い切りの良さで日本に勢いを与えてきた。千賀も米国戦で2回無失点と十分な働き。対戦を重ねないと彼の落差のあるフォークを捉えるのは難しいはずだ。

 米国の先発で予想されるマルティネスは状態が良く、強敵といえる。救援陣も左腕のゴースを筆頭に安定している。日本の攻撃陣は1番・山田、2番・坂本の並びが申し分ない。山田は出塁すれば盗塁ができ、坂本も犠打や進塁打が打てる。3番・吉田正はコンタクト率が高く、上位打線で流れを作ってきた。競った展開になる可能性が高く、立ち上がりから攻めていけるかがポイントになるだろう。

 勝負は下駄を履くまで分からない。最後は勝っていることだけを祈っている。(藤川球児=スポーツ報知評論家)

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