◆東京五輪 卓球女子団体決勝 日本―中国(5日、東京体育館)
石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)で臨む日本は、3連覇中の中国と対戦。1敗で迎えた第2試合で、エースの伊藤は同じ歳のライバル孫穎莎に1―3で敗れた。日本は後がなくなった。
2人はシングルス準決勝でも対戦。伊藤は1ゲームも取れずに敗れ「やっていることは悪くないですけど、惜しくもないのですごく悔しい。これが実力」と目に涙を浮かべて話していた。
第1ゲームは8―6からロングサーブを読まれ叩かれたり、逆をつかれるフォアハンドを打たれ逆転で落とした。第2ゲームもサーブを読まれるなど思うような展開に持ち込めず、5―7でタイムアウトを取った。続くポイントも取れず首をかしげる場面も。相手の勢いを止めらないまま第2ゲームも落とした。
第3ゲームはサーブで崩し、バックハンドのリターンなどが決まり5ポイント連取。8―2の場面では第から大きく下がって粘り強く球を拾い「みまパンチ」で仕留めた。1ゲームを奪い返し流れを引き戻したかに見えたが、1―3からチャンスボールをミス。形を落とすと、最後はつっつきが台を超えて敗戦が決まった。
オーダーは以下の通り。
▽第1試合(ダブルス)石川佳純、平野美宇―王、陳夢
第2試合(シングルス)伊藤美誠―孫穎莎
第3試合(シングルス)平野―王
第4試合(シングルス)伊藤―陳
第5試合(シングルス)平野―孫