卓球女子団体は銀 石川佳純&平野美宇&伊藤美誠で3大会連続メダル…佳純「2人には感謝しかない」

スポーツ報知
決勝に臨んだ(左から)平野、石川、伊藤(ロイター)

◆東京五輪 卓球女子団体決勝 日本0―3中国(5日、東京体育館)

 石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)で臨んだ日本は、3連覇中の中国に敗れ銀メダルとなった。メダルは12年ロンドン大会の銀、16年リオデジャネイロ大会の銅に続く3大会連続。打倒中国の夢はお預けとなった。

 第1試合のダブルスは石川、平野で臨み、石川のフォアがさえて第1ゲーム先取に成功した。しかし中国の猛反撃をくらい第2ゲームは1―9から追い上げ及ばず落とす。第3、4ゲームも相手の勢いを止めきれなかった。

 第2試合のシングルスにはエース伊藤が登場。シングルス準決勝で敗れた同い年のライバル、孫と激しい打ち合いを展開する。第1ゲームは競り負け、第2ゲーム終盤はサーブを読まれて落とした。第3ゲームは好サーブ、レシーブから流れを作って5連続得点。8―2の場面では台から大きく下がってラリーをしてからの「みまパンチ」が炸裂。相手に球を持ち上げさせるようなサーブが効果的で、11―3で奪い返した。第4ゲームはエッジボールも味方せず落とした。

 2敗で後がなくなった第3試合は、団体戦のみ出場の平野が、控えから入れ替えで団体戦に出場している王と対戦。得意の速いラリー展開に持ち込むことができずにストレート負けした。

 伊藤「最後の試合が終わったんですが、最後まで楽しくできたと思う。最後まで。勝ちたかった。悔しい気持ちはあるけど。個人から団体に入る時に疲れもあって苦しかったけど、団体戦を楽しめたのは、ここに入れてないスタッフさんもいる、そういう方のお陰で最後まで突っ走れた」

 平野「決勝で2番、使っていただいたのに、勝てなくてすごく悔しいですけど、この舞台に勝てたことに、いろんな形に感謝したい。調子がいい時も悪い時もたくさんあって、卓球を辞めたい時もあったけど、続けてこられて、たくさんの人の支えがあったから。感謝の気持ちを忘れず、これからも頑張ります」

 石川「悔しさは大きいんですけど、中国の強さも感じた。この舞台で戦えて楽しかったし、たくさんのサポートに感謝したい。本当に心強い2人で、チームワークもすごく良かったですし、五輪前の合宿から最高の雰囲気でできた。2人には感謝しかない」(泣いて、答える順番を伊藤に譲る)

 ◆卓球女子団体の過去成績

 ▽2008年北京大会4位(福原愛、平野早矢香、福岡春菜)

 16チームを4組に分けた1次リーグで、日本はオーストラリア、スペインに勝利したが最終戦で韓国に敗れて敗者復活戦へ。3位決定戦で再び韓国と対戦しストレート負けし、4位に終わった。

 ▽2012年ロンドン大会銀メダル(福原愛、石川佳純、平野早矢香)

 トーナメント形式で行われ、1回戦は米国、準々決勝でドイツにストレート勝ち。準決勝は過去未勝利のシンガポールにストレート勝ち。卓球史上初のメダルを確定させ福原は涙した。決勝は中国に完敗した。

 ▽2016年リオデジャネイロ大会銅(福原愛、石川佳純、伊藤美誠)

 準決勝のドイツ戦で4時間を超える死闘の末に敗戦。最後のポイントは台のサイドに当たったように見えビデオ判定を求めたが覆らなかった。3位決定戦はシンガポールに3―1で勝利した。

 ◆石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年2月23日、山口市生まれ。28歳。6歳から卓球を始め、2009年横浜世界選手権でシングルス8強。17年同混合ダブルス(吉村真晴とペア)優勝。12年ロンドン五輪でシングルス4位、団体戦銀メダル。16年リオ五輪は団体銅メダル。ワールドツアー・グランドファイナルのシングルスで14年に日本女子初優勝。157センチ。左利き。家族は両親と妹。

 ◆平野 美宇(ひらの・みう)2000年4月14日、静岡・沼津市生まれ。21歳。16年リオ五輪は補欠として現地入り。17年世界選手権で女子シングルス48年ぶりとなる銅メダルを獲得。18年3月にエリートアカデミーを修了し、4月からプロ選手として日本生命所属。同年世界選手権団体戦は銀メダル。158センチ。

 ◆伊藤 美誠(いとう・みま)2000年10月21日、静岡・磐田市生まれ。20歳。2歳で卓球を始める。世界選手権は団体で16年銀、18年銀、女子ダブルスで17年銅、19年銀メダル。16年リオ五輪団体戦で史上最年少の15歳300日で銅メダル獲得。全日本選手権は18年から2年連続3冠達成。150センチ。

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