◆東京五輪 卓球女子団体決勝 日本―中国(5日、東京体育館)
卓球女子団体決勝(19時30分開始)で、日本は3連覇中の中国と対戦する。石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)の3人が、悲願の打倒中国に挑む。団体戦の対中国戦は5勝24敗で、最後の勝利は1971年世界選手権まで遡る。23連敗中で、1試合勝ったのは2018年世界選手権(団体)など4試合。フルゲームに持ち込んだのも1973年、2004年世界選手権の2回と苦戦が続いている。
日本はこれまで3試合、石川&平野→伊藤→平野のオーダーでストレート勝ちを収めてきた。中国に対しても試合ごとにコンビネーションが向上している「かすみう」ペアで先勝し、シングルス2試合を任されてきたエース伊藤に託したい。
対する中国は1回戦はシングルス金メダルの陳夢をエース使いし、孫穎莎&王曼昱→陳夢→王で勝利。準々決勝、準決勝は20歳の孫にシングルス2試合を任せ、ダブルスは王&陳のオーダーを組んだ。シングルスで誰を伊藤にぶつけてくるのか、注目される。
日本の出場3選手と中国選手の対戦成績は以下の通り。
◆伊藤美誠
vs陳夢 0勝4敗。勝利に最も近付いたのは19年スウェーデン・オープン(OP)決勝で、3―1リードから逆転負けした。この大会では王、孫を連破し勝ち上がっていた。
vs王曼昱 2勝9敗。初対戦は14年で、勝利したのは18年ジャパンOP、19年スウェーデンOPの2度。直近の対戦は20年カタールOPで1―4だった。
vs孫 2勝7敗。同じ年のライバルとは14年のアジア選手権(ジュニア)が初対戦。今大会シングルス準決勝で0―4の完敗を喫している。
◆石川佳純
vs陳 1勝7敗。唯一の勝利は19年オーストラリアOPで、1―3から逆転し試合後は「信じられない」と涙した。
vs孫 1勝6敗。初対戦の18年韓国OPで勝利した後は6連敗中。ゲームを取ったのも19年韓国OP(3●4)のみと苦戦している。
vs王 0勝2敗。17年に2度対戦したのみ。
◆平野美宇
vs陳 1勝4敗。15年アジア選手権アジア選手権(団体戦)で勝利している。
vs孫 0勝4敗。18年ユース五輪を最後に対戦がない。
vs王 0勝2敗。18年が最後の対戦。