平野歩夢は14位終戦も満足「スケボが自分を強くしてくれた」海外ライバルから「I LOVE YOU!」

スポーツ報知
平野(ロイター)

◆東京五輪 スケートボード男子パーク予選(5日・有明アーバンスポーツパーク)

 スノーボード・ハーフパイプで五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が日本勢としては史上5人目の夏冬五輪出場を果たした。予選は62・03点の14位で、上位8人による決勝には進めず。それでもチャレンジを終え「楽しく自分の滑りをできて終われた。悔いはない」と、夏の競技だからこそ真っ黒に日焼けした顔で振り返った。いつものクールな表情ではなく、満面の笑みだった。

 19年から本格的に競技としてのスケボーにチャレンジ。幼少期から親しんできたスポーツだったが、納得いく滑りができず「つらく苦しい時期はあった」。それでもたどり着いた五輪の舞台。「プレッシャーとか期待を感じてはいたが、勝ち負けよりもこの場に立てていることや、納得いく表現をしたい気持ちが強かった。どこまでいけるかっていう挑戦ができたかな」。2本目にノーミスで62・03。スノボにも通じる高い空中技で、わかせた。

 約半年後には北京五輪。3度目の正直での金メダルの期待もかかるが、タイトなスケジュールにはなる。

 「周りのレベルも高いし、半年でどこまでやれるかっていうまたこれもチャレンジ。終わっても終わってないみたいな挑戦の流れですね」

 インタビュー中には、海外のライバルが「I LOVE YOU AYUMU!」とハイテンションでがっちりハグを求めてきた。

 「自分との戦いの繰り返しが続いていて、それはスノボでは感じない部分だった。スケボーは自分自身を強くしてくれた」

 ◆平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年11月29日、新潟・村上市生まれ。22歳。4歳の時、3つ年上の兄・英樹(えいじゅ)さんの影響でスケートボードを始め、その半年後からスノーボードを始めた。ソチ、平昌五輪のスノーボード・ハーフパイプで2大会連続の銀メダル。新潟・開志国際高を卒業後、日大スポーツ科学部競技スポーツ学科。160センチ、50キロ。

 ◇夏季&冬季の五輪出場 4人の日本勢で両大会でのメダル獲得はない。海外勢ではエディー・イーガン(米国)が夏冬両大会で金メダルを獲得した唯一の例とされる。夏季の1920年アントワープ大会ボクシング男子ライトヘビー級を制し、冬季の32年レークプラシッド大会ではボブスレー4人乗りで金メダル。両大会での表彰台は、96年アトランタ五輪の自転車女子個人ロードレースと個人タイムトライアルで銅、06年トリノ五輪でスピードスケート5000メートルで金のクララ・ヒューズ(カナダ)らがいる。

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