米満達弘氏、川井友香子は組み手のテクニックとフィジカルの強さが際立った優勝

スポーツ報知
女子62キロ級決勝で激しい攻防を見せる川井友香子(右)。金メダルを獲得した(カメラ・相川 和寛)

◆東京五輪 女子フリー62キロ級 決勝(4日、千葉・幕張メッセ)

 女子62キロ級決勝で初出場の川井友香子(23)が19年世界選手権女王のティニベコワ(キルギス)に4―3で競り勝ち、金メダルを獲得した。57キロ級の姉・梨紗子(26)=ともにジャパンビバレッジ=は5日の決勝に進出。姉妹金メダルへ王手をかけた。梨紗子が16年リオデジャネイロ五輪63キロ級女王に輝いており、五輪の夏季競技で日本勢初の姉妹金メダリストとなった。12年ロンドン五輪の男子フリー66キロ級金メダリストの米満達弘氏は、組み手のテクニックとフィジカルの強さが際立ったと指摘した。

 * * *

 川井友選手の組み手のテクニックとフィジカルの強さが際立った優勝だった。東京五輪が1年延期になったことで、かなりフィジカルの強化を行ったと聞いていたが、体全体が大きくなり、階級に合ったものになっていた。外国人のプレッシャーの強さに押し負けないフィジカルを得たことで、元々、うまかった組み手のテクニックが今大会はさらに生きていた。

 決勝で先に1点を取られたが焦らず、きっちりと組み手を作ったことで、片足タックルにつながった。外国人選手には逃げられることも多い技だが、スピードがあったのでテイクダウンを取れた。2Pのバックに回って加点したシーンも、冷静に丁寧に回り込んでいたし、最後の追い上げられた場面も、4点取られるかもしれないところを2点で抑えるように動いていて、安心して見ていられた。まだまだ強くなる可能性を感じた。(12年ロンドン五輪フリー66キロ級金メダリスト・米満達弘)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請