銅メダル並木月海の花咲徳栄高先輩・内山高志氏「単調な攻撃」改善でパリ五輪金いける…独占手記

スポーツ報知
並木月海(ロイター)

◆東京五輪 女子フライ級準決勝(4日、両国国技館)

 女子フライ級準決勝が行われ、初出場の並木月海(22)=自衛隊=は、12年ロンドン五輪5位のクラステバ(ブルガリア)に0―5の判定で敗れた。決勝進出はならなかったが、3位決定戦がないため、銅メダルを獲得した。女子日本は、初の金メダルを獲得したフェザー級の入江聖奈(20)=日体大3年=と2階級で表彰台入りを決める快進撃となった。並木の母校・花咲徳栄高の先輩で、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(41)が並木の奮闘をたたえる独占手記を寄せた。

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 月海、銅メダル、おめでとう。期待を持ちすぎたせいか、少し残念な気持ちもあるけど、五輪に出場したこと自体がすごいのに、メダルを獲得! 本当にうれしいです。

 相手は想像していた以上に強かった。スピードもあって、ジャブも切れていた。中に入りづらくて、月海が入る瞬間にジャブやストレートで突かれた。月海は逆に動きが単調になってしまった。足を使って小刻みに動いたが、中に入って打とうとしても単純に真っすぐ打つだけになってしまった。

 月海の強い精神力には、初めて会った時から驚かされた。僕は当時、世界チャンピオンで月海は高校生だったが、千葉の成田から学校まで往復5時間かけて通うと聞いてびっくりした。僕に憧れてボクシングを始めたという動機こそ知らなかったけど、彼女のボクシングはどっしりとしていた。パンチもすごくあって、男子にも引けを取らないほど。担当の先生に「この子は強くなるから」と伝えたことを覚えています。

 今回の五輪で課題が分かったと思う。攻撃が単調なところだ。入り方に工夫が必要だし、ジャブやストレートなど中間距離から打ってくる相手の攻撃をどうブロックするかなどを考えて練習を積めば、パリ五輪ではさらに良い色のメダルを手にすることができると信じている。(KOD LAB代表、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)

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