◆東京五輪 野球 準決勝 日本5―2韓国 (4日・横浜スタジアム)
侍ジャパンが韓国との準決勝を5-2で制し、1996年アトランタ五輪以来の銀メダル以上が確定した。
先制は侍ジャパンだ。3回無死一、二塁。山田(ヤクルト)の犠打で1死二、三塁と好機を拡大すると、坂本(巨人)の中犠飛で先制点を奪った。1―0の5回には先頭・山田の二塁打をきっかけに1死三塁とし、吉田正(オリックス)が中前に2戦連続適時打をマークし、2点目を奪った。
しかし、直後の6回。5回まで2安打無失点投球だった先発・山本が先頭から2連打で1点を返されると、李政厚(イ・ジョンフ)にも右前打を献上。続く4番・梁義智(ヤン・ウィジ)から三振を奪ったところで2番手・岩崎に交代。1死一、三塁で金賢洙(キム・ヒョンス)に中前適時打を浴び、試合を振り出しに戻された。
そして8回だ。2死満塁のチャンスで山田が左翼フェンス直撃の3点適時二塁打を放ち、勝ち越した。
プロ参加の2000年シドニー以降、五輪野球での韓国戦は4戦全敗だった中、初めて宿敵から勝利をつかんだ。
5日に行われる米国―韓国の勝者と、7日の決勝戦で対戦。悲願の金メダルを目指す。